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【アイ工務店・40坪】見積もりを大公開!契約後の増額を防ぐコツも解説

  • アイ工務店で家を建てるといくらかかるの?
  • 契約後にどれぐらい増額するのか不安
  • 予算オーバーしたくない…、どうすればいいの?

注文住宅で失敗しないためには、最初の資金計画がとても重要です。なぜなら、資金計画が不十分だと家づくりの終盤で予算オーバーになり、減額のために希望のオプションをあきらめる必要が生じるからです。

私は、2021年7月にアイ工務店と契約し、半平屋(1.5階建て)・延床面積40坪のマイホームを建てました。その時の我が家の総額は5,011万円請負契約時からの増額は271万円でした。

この記事の内容
  • 我が家の建築費用の詳細(坪単価、オプション費用も公開)
  • 請負契約時からの変更・増額ポイント
  • 契約後の増額を防ぐ資金計画の立て方

この記事を読むと、予算オーバーにならないための資金計画の立て方がわかります。ポイントは「契約時までに間取りの完成度を高めること」と「オプションまで含んだ漏れがない見積を出してもらうこと」の2つです。

資金計画を入念にすることで、家づくりで最も多い「予算オーバー」という悩みを解決することができます。

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目次

我が家の基本情報

家づくりの打ち合わせをしていた当時の、我が家の基本情報です。

  • 住まい:京都府
  • 家族構成:りけお(31歳)、妻(29歳)、息子(6歳)、娘(お腹の中)、犬2匹
  • 世帯年収:580万円

我が家の間取り:延床面積40坪の半平屋

画像をタップすると拡大できます

1階の間取り
2階の間取り

我が家は、今流行りの半平屋(1.5階建て)の間取りで、延床面積は40坪です。主寝室やファミリークローゼットも1階にした、完全なる1階完結型間取りにこだわりました。

その結果、普段は2階に上がる必要もなく、非常に快適な生活を送れています。

りけお

半平屋は、通常の2階建てと比べると割高になってしまいますが、住んでからのQOLは爆上がりなので大満足!めちゃくちゃおすすめです!

我が家の総額:5,011万円

画像をタップすると拡大できます

アイ工務店の見積もり

我が家の場合、建築費用と土地代を合わせた総額は5,011万円でした。土地費用と建物費用は、以下のような内訳でした。

  • 建築費用:3,367万円
  • 土地代:1,644万円

建築費用:3,367万円

注文住宅を建てるためには「建築費用」と「土地代」が必要です。「建築費用」はさらに以下の3つに分けられます。

本体工事費:約70~80%
  • 仮設工事
  • 家本体の工事(基礎、構造体、外装、内装、キッチン、浴室、トイレ、上下水道など)
  • 人件費
付帯工事費:約15~20%
  • 水道管やガス管の引き込み
  • 駐車場や庭、フェンスなどの外構
  • 照明やカーテン、エアコンの取り付け
  • 解体工事
諸費用:約5~10%
  • 住宅ローンや不動産購入の手数料、税金、保証料
  • 住宅メーカーとの契約費用
  • 地鎮祭や上棟式の費用
  • 火災保険、地震保険
  • 引っ越し費用

ここからは「建築費用(税込):3,367万円」の内訳を紹介します。

本体工事費:2,313万円

本体工事費は2,313万円、以下がその内訳です。

費用項目 金額
建物本体基本工事費1,606万6,430円
建物本体基本外工事費184万1,772円
その他(住宅設備など)522万1,312円
本体工事費の内訳

このうち「建物本体基本外工事費」と「その他(住宅設備など)」がオプション費用に該当します。

りけお

オプション費用で、なんと約700万円…

付帯工事費:223万円

付帯工事費は223万円、以下がその内訳です。

費用項目 金額
電気配線工事
(電気配管引込・分電盤含)
15万9,000円
屋外給水工事(上下水道配管工事)72万円
雨水排水接続工事11万円
管理諸経費(現場足場代含む)60万円
安全管理費(現場養生費用)5万円
共通仮設工事(仮設水道・電気等)23万円5,000円
仮囲い工事(境界仮設フェンス)11万円
残土処分費(基礎分)本体に含む
ガス配管工事25万円
付帯工事費の内訳

諸費用:579万円

注文住宅の購入には、いろんな申請や手続き費用で結構な金額がかかり、これらをまとめて「諸費用」と呼びます。我が家の購入時にかかった諸費用は579万円、その中身を一覧にしました。

これから家づくりを始める方は「こんな費用が必要なんだ~」と参考程度に眺めてください。すでに家づくりを開始していて見積もりをもらった方は、ご自身の費用項目に抜けがないかのチェックリストとしてご活用ください

費用項目 金額
設計料
(図面作成・設計打合せ等)
62万9,000円
工事監理料6万3,000円
建物検査費8万2,000円
地盤調査費10万5,000円
建築確認申請代行費12万8,000円
ローン手続き費用2万5,000円
住宅ポイント証明発行申請費必要時別途
他 申請・届出が必要な場合必要時別途
景観形成地区申請7万円
照明器具34万5,335円
カーテン8万5,200円
消費税268万9,605円
請負金額印紙代1万円
設計業務依頼書印紙代200円
地盤改良工事費必要時:アイ工務店負担
外構工事252万円
火災保険(10年分一括払い)30万円
建物登記費用
(表示・保存・抵当権)
20万円
施工車両駐車場費用必要時別途
ガードマン費用必要時別途
地鎮祭費用・テント有
照明・カーテン・アンテナ建物諸費用に計上
設備・サッシ予算本体工事に計上
水道引込・口径変更必要時別途
エアコン67万9,140円
ローン契約用印紙代2万200円
融資手数料5万5,000円
保証料一括又は金利上乗せ
抵当権設定用登記費用30万円
つなぎ融資費用必要時別途
諸費用の内訳

地盤改良工事費は、請負契約後に地盤調査をしてからでないと正確な金額がわかりません。場合によっては数百万円もの地盤改良費が必要になることもあります。アイ工務店では地盤改良工事費がいくらであっても無料(アイ工務店が全額負担)や定額(10万円など)なので安心!

外構は、アイ工務店の提携でお願いした場合の見積が400万円を超えていて予算オーバーだったので、自分で別の外構屋さんに依頼しました。ほぼ同じ内容で150万円も安くなったので、外構は別にして良かったです。

りけお

外構屋さんを探す際には、複数の業者に一括見積依頼ができるタウンライフ外構がおすすめです!

坪単価:63.4万円

坪単価」とは、家の建築費用を家の大きさ(延床面積)で割ったものです。実は、「坪単価」というのはあまりあてになりません。

なぜなら、家の建築費用としてどこまで含めるか(本体工事費のみなのか、本体工事費と付帯工事費の両方を含めるか)の定義があいまいで、情報元によってことなるからです。

また、家の大きさ、住宅設備のグレードなどによって、同じハウスメーカーで建てた家であっても坪単価にすると全然違う金額になったりします。

ただし、最初の「ハウスメーカーごとの価格帯の目安」や「資金計画の目安」といった目的であれば、使用しても問題ないでしょう。当ブログでは、坪単価は以下の計算式で算出しています。

坪単価の計算式

(本体工事費+付帯工事費)÷ 延床面積(坪数)

我が家の場合は…

  • 本体工事費:2,313万円
  • 付帯工事費:223万円
  • 延床面積:40坪

なので、坪単価は63.4万円となります。

私が家を建てた時と比べて、住宅価格は値上がりが続いています。アイ工務店の最新の坪単価については、以下の記事をご覧ください。

りけお

坪単価は家づくり初期に参考程度に見るだけにして、実際の見積もり比較の際にはあてにしないようにしましょう!

土地代:1,644万円

我が家は、滋賀県で60坪の土地を購入しました。土地にかかった金額は1,644万円、以下がその内訳です。

費用項目 金額
土地代金1,600万円
印紙代1万円
仲介手数料不要
所有権移転登記費用20万円
自治会費3万円
水道関係費用20万円
土地代の内訳

請負契約時からの変更・増額ポイント

間取りを大幅に変更

我が家の間取りが、請負契約時からどれぐらい変わったのか紹介します。

画像をクリックすると拡大表示できます

1階の間取り(請負契約時)
2階の間取り(請負契約時)

請負契約時は、1階が約25坪・2階が約11坪・延床面積が約36坪の間取りでした。我が家は長男の小学校進学までに家を完成させる必要があり契約を急いでいたため、最初の請負契約までに間取りを十分に考える時間がありませんでした。

そのため、最終的には請負契約時から大幅に間取りを変更して延床面積が約4坪も広くなり、1階が約27坪・2階が約13坪・延床面積が約40坪の間取りになりました。

画像をクリックすると拡大表示できます

1階の間取り(最終)
2階の間取り(最終)

請負契約時からの増額は271万円

請負契約時から間取りを大きく変更したので、建物の増額分は参考程度にご覧ください。

費用項目 請負契約時最終差額
本体工事費2,112万
2,100円
2,312万
9,514円
200万
7,414円
付帯工事費223万
4,000円
223万
4,000円
0円
諸費用760万
2,010円
830万
6,680円
70万
4,670円
土地1,644万円1,644万円0万円
合計5,011万
194円
4,739万
8110円
271万
2,084円
請負契約時からの増額

最初の見積もりを安く見せるために、外構費用は安く計上されることが多いです。

りけお

外構費用は「土地の坪数×5万円」を目安に予算取りしておくのがおすすめ!

建築費用(本体工事費、付帯工事費、諸費用)の差額の内訳は以下になります。

費用項目 請負契約時最終差額
建物本体
基本工事費
1,454万
8,780円
1,606万
6,430円
151万
7,650円
建物本体
基本外工事費
204万
9,846円
184万
1,772円
▲20万
8,074円
住宅設備など302万
3,474円
予備費:150万円
522万
1,312円
69万
7,838円
設計料58万
7,000円
62万
9,000円
4万
2,000円
建物検査費10万
2,000円
8万
2,000円
▲2万円
景観形成
地区申請
7万円7万円
照明
カーテン
70万円43万
535円
▲26万
9,465円
消費税250万
6,610円
268万
9,605円
18万
2,995円
火災保険費用20万円30万円10万円
地鎮祭費用5万円▲5万円
エアコン55万円67万
9,140円
12万
9,140円
建築費用の差額内訳

間取りを大きく変更したことによる建物本体基本工事費の増額152万円がかなり効いてます。また、請負契約時の見積に、住宅設備などのオプション費用の予備費を150万円も計上してもらっていましたが、それでも70万円オーバーでした…。

契約後の増額を防ぐ資金計画の立て方

請負契約後の大幅な増額を防ぐためには、以下のことが重要です。

  • 請負契約時までに間取りの完成度を高める
  • 漏れがない見積もりを出してもらう

間取りの完成度を高める方法

STEP
家族の要望を整理する

まずは、理想の家の条件を具体化しましょう。家族の要望整理には家づくりノートの活用がオススメです。30分ほどの作業時間で、簡単に作成する方法を以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

STEP
間取りを複数パターン作成してもらう

打ち合わせ中のハウスメーカーに依頼してもいいですが、作成には時間がかかってしまい、効率が悪いです。ここではタウンライフ家づくりを活用しましょう。

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STEP
気に入った間取りを、時間をかけてブラッシュアップ

本命のハウスメーカーで打ち合わせを重ね、間取りをブラッシュアップしましょう。

ここまでやっても「まだしっくりこない…」という方は、SNSやココナラなどで一級建築士さんに間取りの添削を依頼しましょう。有料にはなりますが、数万円~10万円程度で間取りの完成度を高めてもらえます。

「間取りの添削だけで何万円も使うなんて高すぎる!」と感じるかもしれません。ですが、私のように後から間取りを変更して家が大きくなってしまい、100万円以上も増額することを考えれば安いものです。

りけお

契約までに最低でも家の大きさ(坪数)は確定させましょう!

漏れがない見積もりを出してもらう方法

漏れがない見積もりを出してもらうには、残念ながら自分でしっかりチェックする以外に方法はありません。

この記事で紹介した、我が家の建築費用の詳細とご自身の見積もりを比較して、抜けてる項目や金額が明らかに少ない項目がないかチェックしてみてください。特に以下の点は契約後に増額することが多いポイントです。

オプション費用

入れたいオプションはあらかじめ見積もりに含めてもらいましょう。その上で予備費が「延べ床面積×3万円」ぐらいあると安心です。

外構費用

シンプルにしたとしても意外とお金がかかります。土地の坪数×5万円」を目安に予算取りしておきましょう。

諸費用

上で紹介した諸費用の内訳を参考に、抜けがないかチェックしましょう。

まとめ

アイ工務店で建てた我が家の総額は5,011万円(建築費用:3,367万円、土地代:1,644万円)、請負契約時から増額は271万円でした。

増額の主な原因は、間取りの大幅な変更により家が大きくなったこと。契約後の増額を防ぐには「間取りの完成度を高めること」「漏れがない見積もりをもらうこと」が重要です。

満足度の高い家づくりには、優秀な営業担当さんが必要不可欠です。アイ工務店であれば、全国どこでも優秀な営業さんをご紹介可能ですので、興味があれば以下の記事を読んでみてください。

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