- 積水ハウスとヘーベルハウス、どっちが自分たちのライフスタイルや価値観に合ってるんだろう?
- デザインの自由度やオシャレさで選ぶなら積水ハウスだけど、ヘーベルの地震や火事への強さも捨てがたい…
- 結局、初期費用や将来的なメンテナンス費用まで含めると、どっちがお得なのかな?
高級注文住宅のトップメーカーだからこそ、この選択は本当に悩みますよね。一生に一度の大きな買い物で、絶対に失敗したくないという思いが強いほど、迷ってしまうものです。
デザインの自由度、耐震性、坪単価、内装の質感、外壁の選び方…。比較ポイントが多すぎて、「自分にとっての正解」が分からなくなってしまうかもしれません。
僕も注文住宅を検討し始めたとき、この2社は徹底的に比較しました。カタログや展示場だけでは分からない、それぞれの強みと弱み、そして「家づくり」というものに対する根本的な思想の違いが見えてきました。
- 積水ハウスとヘーベルハウスの根本的な違い
- 坪単価や価格帯のリアルな比較
- デザイン(外壁・内装)と性能(鉄骨・断熱)の比較
- 積水ハウスが「最強」と呼ばれる理由
この記事を読むと、あなたがデザインと自由度を重視するのか、それとも絶対的な安心感を求めるのか、自分の価値観に合ったハウスメーカーがどちらなのかハッキリと分かります。
りけおなぜそう言えるのか、両社の特徴を詳しく比較していきましょう!
積水ハウスとヘーベルハウスの総合比較と人気の秘密


まずは、積水ハウスとヘーベルハウスがそれぞれどんなメーカーなのか、全体像を掴んでいきましょう。「高級住宅メーカー」という点は共通していますが、その中身はかなり違います。価格帯やブランド力、世間の評判まで、気になるポイントを比較します。
徹底解説!積水ハウスとヘーベルハウスの違い


| 比較項目 | 積水ハウス | ヘーベルハウス |
|---|---|---|
| 企業戦略 | 総合デベロッパー (多様性・デザイン重視) | 技術特化型メーカー (耐久性・耐災害性特化) |
| 主力構造 | 軽量鉄骨、重量鉄骨 木造(シャーウッド) | 重量鉄骨 (ラーメン構造) |
| 外壁材 | 選択式 (ダインコンクリート、ベルバーン等) | 一択 (ALCコンクリート・ヘーベル) |
| デザイン自由度 | 非常に高い | やや低い (合理的・箱型デザイン) |
積水ハウスとヘーベルハウスは、どちらも高級注文住宅メーカーですが、上の表の通り、家づくりに対する思想が根本的に違いますね。
積水ハウスは「総合力」のメーカーです。言ってみれば、顧客のあらゆる夢や要望に応える「総合デベロッパー」ですね。軽量鉄骨、重量鉄骨、さらには「シャーウッド」という独自の木造工法まで、あらゆる構造の選択肢を提供しています。
「鉄骨がいいけど、やっぱり木の温もりも…」という悩みにも、「シャーウッドがありますよ」と応えられる。この顧客のどんな要望にも応えようとする「デザインの自由度」と「選択肢の多さ」が最大の強みと言えるでしょう。
一方、ヘーベルハウスは「特化型」のメーカー。「旭化成ホームズ」という名前の通り、旭化成グループの技術力を背景に持つ「技術特化型集団」です。
「重鉄」構造と独自の外壁材「ALCコンクリート・ヘーベル」という最強タッグで、「耐久性」と「耐災害性」という性能に経営資源を集中させています。都市部の過酷な環境(地震、火災、騒音など)でも長く住み続けられる「ロングライフ住宅」が明確なコンセプトですね。
この違いは、「どちらが優れているか」ではなく、「どちらが自分の価値観に合っているか」で選ぶべき、ということを示しています。家づくりに「自己表現」を求めるか、「絶対的なシェルター」を求めるか、ですね。



結局、ヘーベルハウスと積水ハウスはどちらが高い?


- 坪単価の目安: 一般的に積水ハウスの方がヘーベルハウスより高くなる傾向
- 価格差の理由: 積水ハウスはデザインの自由度が高く、カスタムメイド(特注品)が多くなるため、設計料や部材費が上がりやすい
- 総額での比較: ヘーベルハウスも重量鉄骨やALCなど高品質な部材を使うため、ローコストメーカーとは比べ物にならない高価格帯
ハウスメーカー選びで一番気になるのが「価格」ですよね。「積水ハウスとヘーベルハウスはどちらが高い?」という疑問ですが、坪単価の目安で比較すると、積水ハウスの方が高額になるケースが多いようです。
ただ、これはあくまで「目安」です。なぜなら、積水ハウスの価格が高いのには理由があるからですね。
積水ハウスの強みは、優秀な設計士による「提案力」と「デザインの自由度」にあります。つまり、「あなたのための世界に一つの家」というフルカスタムに近い家づくりになることが多いんです。そうなると、当然ながら標準仕様から外れる部分(特注品)が増え、こだわりを詰め込むほどコストが上昇しやすくなります。
一方、ヘーベルハウスはALC外壁や重鉄ラーメン構造といった、工業化された高品質な部材で合理的に組んでいく工法が主力です。もちろん、その部材自体が非常に高コスト(特に重鉄)なので高価格帯ですが、積水ハウスほどの「青天井感」は出にくいかもしれません。
坪単価は、建物の形状(凹凸が多いと高い)、採用する設備(キッチンやお風呂のグレード)、オプション、そして地盤改良費や外構費などの「本体工事費以外」で大きく変動します。
あくまで一般的な傾向として捉え、必ず両社から「できるだけ同じ条件」で見積もりを取り、総額で比較することが鉄則です。



坪単価で見る両社の価格帯とブランド価値


- 積水ハウスの坪単価目安: 約120万円~140万円
- ヘーベルハウスの坪単価目安: 約90万円~100万円
- 大手メーカー平均(参考): 約60万円~80万円
具体的な坪単価の目安を見てみると、その差がよく分かります。もちろん、これはあくまでネットや口コミで言われている一般的な目安値であり、仕様や時期によって変動するので注意してくださいね。
両社ともに、大手ハウスメーカーの平均坪単価を遥かに超える「高価格帯」であることは間違いありません。ローコストメーカーの2倍以上することも珍しくない世界ですね。この時点で、どちらを選んでも「最高級の家」を手に入れることに変わりはありません。
この価格差は、そのまま「ブランド価値」にも直結しています。積水ハウスは、住宅業界のリーディングカンパニーとしての圧倒的なブランド力があります。「積水ハウスで建てた」というステータスや、所有する満足感も、価格に含まれていると言えるでしょう。
ヘーベルハウスも「災害に強い家」「ALCの家」として確固たるブランドを築いています。こちらは「ステータス」というより、「絶対的な安心感」「堅牢性」といった実利的な価値観に基づくブランドイメージが強いですね。
- 積水ハウス: 憧れ、ステータス、デザイン性、総合力。いわば「高級デパート」のようなブランド価値
- ヘーベルハウス: 安心感、堅牢性、耐久性、合理的。いわば「プロ仕様の専門店」のようなブランド価値



積水ハウスが「最強」と呼ばれる理由と総合力


- 工法の多様性: 軽量鉄骨・重量鉄骨・木造(シャーウッド)の全てを選べる
- デザインの自由度: 優秀な設計士による高い提案力で、唯一無二の家づくりが可能
- 高い省エネ性能: ZEH普及率が業界トップクラスで、エネルギー効率の高い家づくりが得意
- ブランド力: 業界のリーディングカンパニーとしての圧倒的な信頼とステータス
ネットで検索すると「積水ハウス 最強」というキーワードが出てくることがあります。これは、特定の性能が突出しているというより、「総合力が圧倒的に高い」ことを指しているんだと僕は思います。
例えば、ヘーベルハウスは「耐災害性」、一条工務店は「断熱性」といった「一点突破」の強みを持つメーカーが多い中、積水ハウスは違います。
「鉄骨も木造も、どっちも高いレベルで建てられますよ」と言えるのは積水ハウスくらいなものです。「鉄骨の強度が欲しいけど、デザインは木造の温もりが…」という顧客に対しても、「ではシャーウッドはいかがですか?」と自社内で完結できる。これは他社には真似できない、圧倒的な強みです。
性能(耐震・断熱)、デザイン、省エネ性、アフターサービス、ブランド力。家づくりに関わるどの項目を見ても平均点が非常に高く、大きな欠点が見当たらないこと。顧客が何を求めても「できますよ」と応えられる対応力。これが「積水ハウス 最強」と言われる理由なのかなと分析しています。
デザインの提案力は業界随一と評価が高く、ZEH普及率(省エネ性能)もトップクラス。アフターサービスも迅速で丁寧と評判です。まさに「住宅の王様」と呼ばれるにふさわしい布陣ですね。



積水ハウスの「がっかり」という評判の真相を分析


- 価格が非常に高い: 予算オーバーになりやすい。「最強」ゆえの悩み
- 担当者との相性: 提案力を期待しすぎると、相性が悪い場合にがっかり感が大きい
- 過去の評判: 鉄骨住宅特有の断熱性や気密性への指摘があった(現在は大幅に改善)
「最強」と呼ばれる一方で、「積水ハウス がっかり」というネガティブな検索キーワードも存在します。これはどういうことでしょうか。
最も多い理由は、やはり「価格の高さ」にあるようです。期待値が最高潮に高まっている分、見積もりを見たときのインパクトや、予算の都合で妥協せざるを得なかった点に「がっかり」と感じてしまうケースですね。「最強」であるがゆえに、価格も「最強クラス」になってしまうのは避けられないかもしれません。
また、積水ハウスの最大の強みである「設計士の提案力」への期待値が高すぎる分、担当の営業さんや設計士さんと馬が合わなかった、というミスマッチが起きた時の「がっかり感」は他社より大きいようです。
これは積水ハウスが悪いというより、期待値が業界で最も高いメーカーゆえの「裏返し」とも言えます。価格が高いのは事実ですが、それに見合う価値(デザインの自由度やブランド力)を感じられるかどうかがポイントになりそうです。
- 予算の上限を明確に: 「これ以上は絶対に出せない」というラインを家族で共有し、担当者にもハッキリ伝えることが重要です。
- 担当者との相性を見極める: 「何か違うな」と感じたら、勇気を出して担当者の変更を申し出ることも検討しましょう。一生の買い物ですから、妥協は禁物です。



積水ハウスとヘーベルハウスの性能とデザイン性を深掘り


ここからは、家の「中身」について詳しく見ていきましょう。家の骨格となる鉄骨構造から、快適性に直結する断熱性能、そして家の顔となる外壁や内装デザインまで。家づくりにおいて最も重要な「性能」と「デザイン」について、積水ハウスとヘーベルハウスのこだわりを深掘りします。
鉄骨構造の違いと耐震・耐火性能のアプローチ


- 積水ハウス: 軽量鉄骨(主力)+制震システム「シーカス」。揺れを吸収して抑えるアプローチ。重量鉄骨も選択可
- ヘーベルハウス: 重量鉄骨(主力)の「重鉄ラーメン構造」。ビルと同じ構造で、そもそも揺れに変形しにくい「剛性」で耐えるアプローチ
- 耐火性: ヘーベルハウスの「ALCコンクリート」は国土交通大臣認定の耐火構造部材で、耐火性能は群を抜いている
耐震性や耐火性は、両社が最も力を入れている部分ですが、アプローチが異なります。
積水ハウスの主力である軽量鉄骨には、「シーカス(SHEQAS)」という独自の制震システムが標準採用されています。これは地震の力に「耐える」(耐震)だけでなく、地震の揺れを「吸収」して熱エネルギーに変え、建物の変形(揺れ)を約1/2に抑えるという技術です。一度きりの大地震だけでなく、繰り返しくる余震にも強いのが特徴ですね。
(出典:独自の制震構造「シーカス」)
一方、ヘーベルハウスの主力は「重量鉄骨」を使った「重鉄・システムラーメン構造」。これはビルやマンションと同じ工法(ラーメン構造)で、構造体そのものの圧倒的な強さ(剛性)で地震の力に「耐える」という考え方です。「揺れを吸収する」以前に、「そもそも揺れによる変形が極めて少ない」という、まさに「要塞」のような安心感があります。
ここで注意したいのは、多くの比較が「積水の軽量鉄骨」と「ヘーベルの重量鉄骨」で行われている点です。鋼材の厚みが6mm未満(軽量)と6mm以上(重量)では、土俵が違います。
積水ハウスにも「フレキシブルβシステム」(商品名「ビエナ」など)という重量鉄骨の工法があります。都市部の3・4階建てなどで使われる工法で、これとヘーベルハウスの重量鉄骨を比較するのが公平ですね。その上で、積水ハウスには「軽量鉄骨」や「木造シャーウッド」という選択肢も存在する、というのが正しい構図です。
耐火性能については、ヘーベルハウスの「ALCコンクリート・ヘーベル」が際立っています。これは国土交通大臣認定の「耐火構造部材」であり、主原料が無機質なので燃えず、有毒ガスも発生しません。隣家との距離が近く「もらい火」のリスクが高い都市部の住宅において、この耐火性能は絶大な安心感につながります。



外壁材の選択肢と外観デザインの自由度


- 積水ハウス: ダインコンクリート(重厚感)やベルバーン(陶器の質感)など、好みや工法に合わせて複数の高性能外壁から選べる
- ヘーベルハウス: 外壁は「ALCコンクリート・ヘーベル」のみ。性能は最高クラスだが、デザインのバリエーションは限られる
家の「顔」となる外観デザインにおいて、両社のスタンスは対照的です。
積水ハウスは、外壁材の選択肢が豊富です。鉄骨用の主力外壁「ダインコンクリート」は、工場生産による緻密なコンクリートで、彫りの深い高級感と重厚感が人気です。
木造用の「ベルバーン」は、焼き物ならではの自然な風合いと、耐用年数60年以上とも言われる驚異的な耐久性を誇ります。工法(鉄骨・木造)と外壁材の組み合わせが豊富なため、デザインの自由度は非常に高いと言えます。
対するヘーベルハウスは、外壁材は「ALCコンクリート・ヘーベル」一択。性能は前述の通り最高クラス(耐火・耐久・遮音)ですが、他の材質を選ぶことはできません。
このALCパネルとラーメン構造の特性上、ヘーベルハウスのデザインは必然的に「四角い箱のようなフォルム」になりがちです。これが一部で「ダサい」「個性がない」と言われる理由ですが、見方を変えれば「合理性を追求した機能美」とも言えます。
- 積水ハウスの「デザイン」: 外観の美しさ、間取りの柔軟性、設計士の提案力といった「意匠性・審美性」
- ヘーベルハウスの「デザイン」: 耐久性や耐災害性といった「機能性」を追求した結果の「形態」
「見た目の美しさ」や「唯一無二のデザイン」を求めるなら積水ハウスが優位ですが、「機能性を追求した結果の合理的なデザイン(機能美)」を好むならヘーベルハウス、という棲み分けができそうです。



高級感と提案力が光る積水ハウスの内装


- デザインの柔軟性: 構造の自由度が高いため、大空間や吹き抜け、ダイナミックな間取り提案が得意
- 設計士の提案力: 顧客の曖昧な要望を形にする「提案力」が非常に高いと評判
- 上質な素材感: 標準仕様の建具や床材も質が高く、高級感を演出しやすい
外観だけでなく、内装(インテリア)や間取りの自由度においても、積水ハウスは高い評価を得ています。
積水ハウスは「設計士の提案力がとにかく高い」という口コミを本当によく見かけます。同社には厳しい基準をクリアした「チーフアーキテクト」というトップデザイナーが在籍しており、会社全体として設計力にプライドを持っているのが伝わってきます。
こちらがフワッとしたイメージを伝えるだけで、期待を超えるような間取りやデザインを提案してくれる、いわば「家づくりのパートナー」としての能力が高いんですね。
また、標準で選べる床材や建具、キッチンの面材などの質感も高く、特別なオプションを多用しなくても、空間全体に高級感を出しやすいのも特徴です。
もちろんヘーベルハウスの内装もハイレベルです。特に重鉄ラーメン構造を活かした「柱のない大空間(無柱空間)」や、「ハイルーフ(高天井)」、開放的な「吹き抜け(アトリウム)」といったダイナミックな空間設計は得意分野中の得意分野です。
積水ハウスが「意匠性・審美性」で空間をデザインするなら、ヘーベルハウスは「構造の強さ」を活かしてダイナミックな「空間そのもの」をデザインする、といった違いがあるかもしれません。



積水ハウスが誇るZEH普及率と高い省エネ性能


- 積水ハウス: 92%
- ヘーベルハウス: 67%
※2021年度のZEH普及率データに基づく。最新の数値は各社にご確認ください
現代の家づくりに欠かせない「省エネ性能」。特にZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及率を見ると、両社のエネルギー効率に対する姿勢の違いが明確に出ています。
少し古いデータですが、積水ハウスのZEH普及率は92%と、業界でも突出して高い水準です。これは、同社がいかに早くからエネルギー効率の高い家づくりを「システム全体」として考え、全社的に推進してきたかを示しています。
「断熱性」を飛躍的に高め、「省エネ設備」を導入し、さらに「太陽光発電など」でエネルギーを創ることで、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した住宅のことです。
高い断熱性だけでなく、気密性、省エネ設備、設計ノウハウなど総合的なパッケージングが必要になります。
ヘーベルハウスも、かつて「寒い」「断熱性が弱点」と言われた弱点を克服するため、近年は断熱性能を大幅に強化。現在、省エネルギー基準地域区分5~7のエリアにおいて、断熱等級6を標準仕様化するなど、断熱性能(Ua値)自体はトップクラスになっています。
しかし、ZEH普及率という「パッケージとしての省エネ住宅の実績」では積水ハウスに大きく差をつけられていますね。この「省エネ性能の総合力」において、現時点では積水ハウスに明確なアドバンテージがあると言えそうです。



ヘーベルハウスが誇る60年無料点検の安心感


- ヘーベルハウス: 業界最長クラスの「60年無料点検システム」。長期的なメンテナンスサポートが非常に手厚い
- 積水ハウス: アフターサービスが「迅速で丁寧」と評判。外壁材も30年メンテナンスサイクルを謳うなど耐久性は高い
家は建てて終わりではなく、建ててからの維持管理が非常に重要です。この長期的なサポート体制において、ヘーベルハウスは強力な武器を持っています。
それが、「60年無料点検システム」です。これは単なるスローガンではなく、実際に1972年築の第1号物件から現在に至るまで点検を継続実施しているという実績があります。「ロングライフ住宅」を掲げる同社の思想が最も表れている部分ですね。
もちろん、積水ハウスのアフターサービスも「迅速で丁寧」と非常に高い評価を得ています。外壁材(ダインコンクリート、ベルバーン)も30年メンテナンスサイクルを謳うなど、耐久性自体も極めて高いです。
ただ、「60年間、無料で見守り続けます」という具体的かつ強力な「制度」として提示される安心感は、ヘーベルハウスならではの大きな魅力です。初期費用が高くても、長期的なメンテナンスコストや安心感を含めて合理的だと考える人にとっては、強力な決め手になるでしょう。
税務上の資産価値の基準として「法定耐用年数」があります。
- 木造: 22年
- 軽量鉄骨(鋼材厚3~4mm): 27年
- 重量鉄骨(鋼材厚4mm超): 34年
ヘーベルハウスが主力とする「重量鉄骨」は34年と最も長く、資産価値の維持において税務上・評価上有利とされています。これも「ロングライフ住宅」の根拠の一つですね。



まとめ|積水ハウスとヘーベルハウスで選ぶべきは…


積水ハウスとヘーベルハウス、どちらも日本の最高品質の家であることは間違いありません。今回の比較ポイントをまとめます。
- 積水ハウスは「総合力とデザインの王様」
- ヘーベルハウスは「耐災害性に特化した要塞」
- 坪単価は積水ハウスの方が高額になりやすい
- 外観や内装の自由度は積水ハウスが圧倒的
結局、デザインの自由度や内装の提案力、そして省エネ性能まで含めた「総合力」と「ブランド力」で、積水ハウスの人気が非常に高いのは、とても納得できる結果かなと僕は思います。家づくりに「自己表現」や「唯一無二」を求める人にとって、積水ハウスの提案力は魅力的すぎます。
もちろん、デザイン性よりも「絶対的な安全性(耐火・耐震)」や「60年点検という長期的な安心」を最優先するなら、ヘーベルハウスは最高の選択肢です。
あなたの家づくりで「絶対に譲れない価値観」は何かを明確にすることが、この二大巨頭から最適解を選ぶ一番の近道ですね。






