- 急に積水ハウスの電子キーが反応しない…これって電池切れ?
- リモコンキーが点滅したり、玄関ドアから「ピピピ」って警告音が鳴ったりしてる…
- 電子キーの電池交換って自分でできるのかな?種類とかどこで買うのかも分からない…
電子キーの電池切れサインを「まだ大丈夫かな」と放置してしまうと、ある日突然、スマートキーが反応しなくなり、最悪の場合、家に入れない…なんてことにもなりかねません。特に寒い日や急いでいる時に限って、こういうトラブルは起こりがちなんですよね。
僕も注文住宅を検討する中で電子キーの便利さに惹かれましたが、同時にメンテナンスのことも気になって色々調べてみたんです。そこで分かったのは、積水ハウスの電子キーといっても、採用されているメーカー(LIXILやYKK AP、アルファ社など)によって、電池の種類や交換方法、警告音が鳴る意味まで全然違うということです。
この記事では、積水ハウスの電子キーの電池に関して、僕が調べたことを分かりやすくまとめました。
- 自宅の電子キーメーカーを特定する簡単な方法
- メーカー別リモコンキー(携帯器)の電池交換手順
- 玄関ドア本体の電池交換が必要なケースと見分け方
- 電池切れで「家に入れない!」を防ぐ緊急対処法
この記事を読むと、積水ハウスの電子キーの電池に関する様々なトラブルや警告サインに慌てず、ご自身で正しく対処できるようになりますよ。
りけおまずは、あなたの家の電子キーがどこのメーカー製なのか、一緒に確認していきましょう!
信頼の積水ハウス|電子キーの電池の基本知識


積水ハウスの電子キーといっても、実は積水ハウスが作っているわけではなく、専門のメーカー品を採用しています。積水ハウスは「住宅のプロ」ですが、電子錠システム自体は「鍵とサッシの専門メーカー」の製品なんですね。まずは「電池交換」の前に、一番大事な「メーカーの特定」から見ていきましょう。
まず確認!積水ハウス採用のメーカー識別法


電池交換の第一歩は、お使いのキーがどのメーカーのものか知ることです。ここを特定しないと、スタートラインにも立てません。メーカーを見分けるポイントは、主にこの3つです。
- リモコンキー(携帯器)のロゴ:キーの表面か裏面に、必ずメーカーロゴが刻印されています。「LIXIL」「YKK AP」「ALPHS」といった文字がないか、よーく見てみてください。これが一番分かりやすい目印です。
- 玄関ドア(室外側)のロゴ:ドアハンドル(取っ手)や、物理的な鍵穴(シリンダー)の周辺です。ここにもメーカー名が刻印されていることが多いです。
- 玄関ドア(室内側)のユニット:室内で施錠するツマミ(サムターン)や、電池式の場合は電池カバーの形状です。LIXILの「FamiLock」などは、室内側ユニットに特徴的なデザインやボタンがあります。
積水ハウスで採用されている主なメーカーは、僕が調べた限りでは以下の3社が主流のようです。
- LIXIL(リクシル)
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「トステム(TOSTEM)」ブランドの玄関ドアで有名ですね。「FamiLock(ファミロック)」や「タッチキー」といったシステム名で呼ばれています。リモコンのデザインもスタイリッシュなものが多い印象です。
- YKK AP
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「スマートコントロールキー」というシステム名が統一ブランドになっています。その中で、リモコンタイプの「ポケットKey(Pocket Key)」や、カードやシールをかざす「ピタットキー(Tag Key)」といった種類に分かれています。
- 株式会社アルファ(ALPHS)
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「パッシブキー」や「PREMIUM SMART LOCK」(WS800/PS800シリーズ)といった名称で提供されています。積水ハウスの特定モデルで採用されているケースがあるようですね。
ご自宅のキーやドアに、これらのロゴや名称がないか、まずはじっくり観察してみてください。メーカーが特定できれば、使用する電池や正しい交換方法にたどり着けます。「積水ハウスの鍵」ではなく、「LIXILの鍵」「YKK APの鍵」として調べることが、問題解決の最短ルートですよ。



リモコンキーの鍵|電池の種類・サイズ早見表


メーカーが特定できたら、次はいよいよ電池です。リモコンキー(携帯器)で使われる電池の「種類」や「サイズ」は、幸いなことに、かなり共通化されているようです。
まずは代表的なモデルの電池型番を見てみましょう。
| メーカー | 主な製品名 | リモコンの電池型番 | 必要な工具(代表例) |
|---|---|---|---|
| LIXIL | タッチキー FamiLock | CR2032 (1個) | 精密ドライバー (プラスまたはマイナス) |
| YKK AP | ポケットKey (Pocket Key) | CR2032 (1個) | JIS規格プラスドライバー (1番) |
| YKK AP | リモコンキー (旧型など) | CR2032 (1個) | 工具不要 (内蔵の非常用鍵で開ける) |
| アルファ社 | パッシブキー (PS800/WS800) | CR2032 (1個) | JIS規格プラスドライバー (1番) |
※これはあくまで代表例です。モデルによって異なる場合があるため、必ずご自身の説明書をご確認ください。特にドライバーのサイズは間違うとネジ山を潰す原因になります。
こうして見ると、ほとんどのメーカーのリモコンキーで「CR2032」という型番のコイン型リチウム電池が使われていることが分かりますね。この「CR2032」は、直径20mm、厚さ3.2mmという意味で、薄型で安定した電圧(3V)が出せるため、リモコンキーのような小型電子機器に最適なんだとか。
このCR2032電池は、コンビニエンスストア、100円ショップ、ホームセンター、家電量販店、ドラッグストア、そしてもちろんAmazonや楽天市場などのネット通販でも、どこでも手に入りやすいのが本当にありがたいです。
CR2032なら何でも良いというわけではなく、あまりに安価なノーブランド品は避けた方が無難かもしれません。
というのも、電池の持ちが悪くて交換頻度が上がったり、最悪の場合、電池から液漏れしてリモコンキー本体の基板を壊してしまうリスクもゼロではないからです。パナソニック、マクセル、ソニーといった国内有名メーカー製を選んでおくと安心かなと思います。



詳細は電子錠の説明書で必ず確認しましょう


早見表で「CR2032だな」と大まかな傾向は分かりましたが、実際の作業前には、必ず「取扱説明書」を確認するのが一番確実です。電池交換は簡単な作業とはいえ、精密な電子機器の内部を触ることになりますからね。
説明書で特に確認すべき項目は、以下の通りです。
- 正しい電池の型番:本当にCR2032で間違いないか?(ごく稀に違う型番のモデルがあるかもしれません)
- 電池の向き(プラス・マイナス):コイン電池は向きを間違えて入れてもフタが閉まってしまうことが多いです。当然ですが、向きが逆だと動作しません。
- 必要な工具:特にドライバーのサイズ。「JIS 1番」など指定がある場合、違うサイズのドライバーを使うとネジ山をナメて(潰して)しまい、二度と開けられなくなる悲劇が起こります。
- カバーの外し方:単純なネジ止めか、スライド式か、あるいは内蔵キーでこじ開けるタイプか。無理やり開けようとすると、カバーのツメが折れて閉まらなくなります。
もし「説明書なんて、とっくにどこかへ…」という場合でも、大丈夫。LIXILやYKK AP、アルファ社の公式サイトには、製品の取扱説明書(PDF)が掲載されていることが多いです。「(メーカー名) (製品名) 電池交換」などで検索すれば、交換手順を画像付きで詳しく解説したページが見つかるはずですよ。
例えば、LIXILのオーナーサポートページでは、FamiLockやタッチキーの電池交換方法が動画やPDFで公開されています。(参照:電気錠サポート)
「たぶんこれだろう」で作業して、カバーのツメを折ってしまったり、内部の基板をドライバーの先で傷つけてしまうと、リモコンキー自体の交換が必要になり、数万円といった高額な出費につながる可能性もあります。必ず正しい手順を確認してから作業してくださいね。



ドア本体の電池交換が必要なケースとは?


- リモコンキーの電池を替えたのに、まだ玄関ドアから警告音が鳴る
- リモコンは反応するけど、ドアのロックが『ウィーン…』と弱々しい音しかしない…
そんな時は、リモコンではなく、玄関ドア本体に内蔵された電池の消耗が考えられます。
ただし、ここで大きな分岐点があります。ご自宅のシステムがどちらのタイプか、まず確認してみてください。
| 種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| AC電源式 | 電池交換の手間が一切ない 電池切れの心配無用 | 停電時は動作しない(ただし、メカニカルキーで開閉は可能) 新築時(またはリフォーム時)の配線工事が必須 |
| 電池式 | 停電時でも関係なく動作する 配線工事不要でリフォームでも導入しやすい | 定期的な電池交換(1年〜2年に1回程度)が必須 |
もしご自宅がAC電源式なのに動かない場合は、電池ではなく、「停電」や「玄関用のブレーカーが落ちている」可能性を疑ってみてください。分電盤の「玄関」や「電灯」と書かれたブレーカーがオフになっていないか確認してみましょう。
電池式の場合、メーカーごとに必要な電池が異なります。
- LIXIL(電池式):室内側ユニットから「ピー」という警告音や電池切れマークの点滅でお知らせ。驚くことに、単3アルカリ乾電池を「8本」も使うモデルがあるようです。
- アルファ社(電池式):こちらも単3アルカリ乾電池を「4本」使用するモデルがあります。
- YKK AP(電池式):YKK APも電池式のスマートコントロールキーを提供していますが、モデルによって仕様(単3か単1か、何本か)が異なるようです。こればかりは説明書を確認するのが確実ですね。
なぜこんなに多くの電池が必要かというと、リモコンの電波を受けるだけでなく、実際にデッドボルト(かんぬき)をモーターで動かすという、大きな力が必要だからなんですね。



積水ハウスの電子キー|電池切れ時の対応法を完全解説


さて、ここからは実践編です。実際に電池が切れた時や、警告サインが出た時にどう対処すればいいのか、メーカーごとの手順や緊急時の対応を詳しく見ていきましょう。
メーカー別!電子錠の電池交換の正しい手順


では、具体的にリモコンキー(携帯器)の電池を交換する手順を見ていきましょう。使う電池はCR2032が主流ですが、開け方がメーカーやモデルによって本当に様々です。
- LIXIL (タッチキー / FamiLock)
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ボタン長押しで電源をオフにしてから作業するモデルが多いようです。裏面のネジを精密ドライバーで外し、カバーを開けます。
古い電池を取り出しにくい時は、くぼみにマイナスドライバーの先端を引っ掛けて外すとのこと。電池交換後は自動で電源オンになるようです。
- YKK AP (ポケットKey)
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モデルによって根本的に違います。主流の「ポケットKey」は裏面のネジをJIS規格のプラスドライバー(1番)で外すタイプが多いです。
しかし、旧型のリモコンキーなどでは、ドライバー不要で、内蔵されている非常用鍵を引き抜き、その先端を本体の隙間に差し込んで「てこの原理」でカバーを外すタイプもあります。
- アルファ社 (パッシブキー)
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こちらもモデル(PS800/WS800など)によりますが、基本はプラスドライバー(1番)でネジを外します。
PS800というモデルは、まず内蔵キーを引き抜き、次にネジを外し、さらにその引き抜いたキーの先端をケースの隙間に差し込んでこじ開けるなど、少し手順が複雑なようです。
特に注意したいのが、アルファ社製のキー。説明書によると、作業前にドアノブなどの金属に触れて、体の静電気を逃がすことが強く推奨されています。これは、静電気がリモコン内部の精密な電子基板に流れると、一発で故障してしまうリスクがあるからです。特に冬場や、セーターなど静電気を帯びやすい服装での作業は避けるのが賢明ですね。
YKK APには「ピタットキー(Tag Key)」という、ドアハンドルにかざすだけのキーもあります。これは、交通系ICカード(SuicaやICOCA)と同じような仕組み(RFID/NFC技術)で、キー自体には電池を内蔵していません。
ドアハンドル側から電力を受けて認証しています。そのため、このタグキーは電池交換の必要は一切ありません。 もし反応しない場合は、キー本体の故障やドア側の問題が考えられるので、積水ハウスのオーナーデスクやYKK APに相談した方が良さそうです。



電子錠の点滅サインは電池残量警告の合図


電子キーはとても親切で、完全に電池が切れる前に「もうすぐ寿命ですよ」と教えてくれます。その一番分かりやすいサインが「ランプの点滅」です。
- LIXIL:リモコンキーの施錠・解錠ボタンを押した時、赤いランプが「3回点滅」したら、電池残量わずかのサインだそうです。
- アルファ社:ボタンを押した時に、操作確認ランプが「点滅」して交換時期を知らせます。
- YKK AP:同様に、操作時のランプが点滅して通知する機能があるようです。
これは、電池の電圧が一定以下に低下したことをキー本体が検知しているサインですね。この点滅サインが出たら、まだ操作はできるうちが交換のチャンスです。「まだいけるかな?」と先延ばしにせず、できるだけ早く(できればその日のうちに)CR2032電池を準備して交換しましょう。
この点滅を無視し続けると、電圧がさらに下がり、ある日突然、ウンともスンとも言わなくなります。そうなると、家に入るために後述する「緊急時の対処法」が必要になり、非常に面倒なことになりますよ。



これは故障ではなく、電池の特性である可能性が高いです。リチウム電池は、気温が低い環境下(特に氷点下など)では一時的に電圧が低下し、性能がガクッと落ちることがあります。車のリモコンキーと同じですね。新品の電池に替えたばかりなのに冬場に点滅サインが出た場合、キーを手で少し温めると復活することがありますよ。
スマートキーの「ピピピ」という警告音の意味は?


点滅だけでなく、「音」で知らせてくれるケースもあります。特に「ピピピ」という電子音は、何のエラーか分からず不安になりますよね。
音がどこから鳴っているかで、意味が大きく変わってきます。
- リモコンキー本体から鳴る場合:これはリモコンキーの電池残量が少なくなっている警告の可能性があります(※音までするモデルは限定的かもしれません)
- 玄関ドア本体(室内側)から鳴る場合:これが一番多いケースです。これは、ドア本体に内蔵された電池(単3×8本など)の交換時期を知らせるサインである可能性が非常に高いです。
LIXILの電池式ドアの場合、室内側ユニットから「ピー」という短い音や、「ピーピーピーピーピー」という5回の連続音などで、電池切れが近いことを通知するモデルがあるようです。
「リモコンの電池は新品に替えたのに、まだドアから音が鳴る…」という場合は、まさにこのケース。ドア本体の電池切れを疑い、室内側の電池ボックスを確認しましょう。
警告音は電池切れだけが原因ではありません。以下のような「操作エラー」の可能性もあります。
- 半ドア(ラッチセンサー)警告:ドアが完全には閉まっていない(ラッチがかかっていない)状態で施錠しようとすると、「ちゃんと閉まってませんよ!」という意味でエラー音が鳴ります。
- デッドボルト(かんぬき)エラー:施錠しようとしたけど、かんぬきがストライク(受け側)にうまく入らなかった時(例:ドアが歪んでいる、何かが挟まっている)にも鳴ることがあります。
- 認証エラー:登録されていないキーで開けようとした時など。
まずは慌てず、一度ドアをしっかり開閉し直してから、もう一度施錠操作を試してみてください。それで音が消えれば、電池切れではなく操作エラーだった可能性が高いですね。



スマートキー・電子錠が反応しない時の対処法





リモコンもドア本体も、全部新品の電池に交換した!なのに、うんともすんとも反応しない…
これは本当に焦りますよね。故障を疑って修理を呼ぶ前に、いくつか試せることがあります。
- 電池の向きは本当に正しいか?
単純ですが、一番多いミスかもしれません。特にCR2032は薄いので、「+」と「ー」を逆に入れてもフタが閉まってしまいます。(一般的に+側が上=フタ側です)もう一度フタを開けて確認しましょう。 - 電池の端子は汚れていないか?
電池が接触する金属部分(端子)が汚れていると、正しく通電しません。古い電池が液漏れして白い粉が吹いていたり、サビ(緑青)が発生していることも。乾いた布や綿棒で優しく拭いてみてください。(※サビがひどい場合は、基板を傷つけないよう注意深く) - システムを再起動する(ブレーカー)
電子錠も一種のコンピューターです。一時的なフリーズやエラーを起こしている可能性があります。室内の分電盤(ブレーカー)の蓋を開け、「玄関」や「玄関灯」などと記載された小ブレーカーを探します。それを一度「切」にし、10秒ほど待ってから「入」に戻してみてください。これでシステムが再起動し、直ることがあるそうです。(※対象のブレーカーが不明な場合は、家全体のメインブレーカーを入切しますが、他の家電(録画予約など)に影響が出るのでご注意を)
特にブレーカーの再起動は、アルファ社製システムなどで推奨されている対処法だとか。PCやスマホの調子が悪い時に再起動するのと同じ感覚ですね。
それでもダメな場合に考えられるのは、電池が切れてから交換するまでに長い時間が経過してしまい、キーの登録情報や暗証番号などの設定がリセット(初期化)されてしまった可能性です。この場合は、取扱説明書に従って、キーの再登録や暗証番号の再設定が必要になります。



スマートキーの追加や再登録が必要になる時


電池交換がきっかけで、キーの「再登録」が必要になる、あるいはキーを「追加」購入しなければならないケースもあるようです。
- 設定がリセットされた
前述の通り、電池切れで長時間放置すると、キーの登録情報そのものが揮発(消去)されてしまう可能性があります。この場合は、手持ちのキーをすべて集めて、説明書の手順に従って「再登録」作業が必要になります。 - システムがエラーを認識した
YKK APの例では、複数のキーのうち1個でも動作しない(または電池切れのまま)キーがあると、システムが「異常」と認識し、セキュリティのために全てのキーを再登録し直さなければならないケースがある、との情報も。 - 電池交換の失敗(キーの故障)
これが一番避けたいパターンです。交換作業中に静電気で基板をショートさせてしまったり、無理にこじ開けて物理的に破損させてしまった場合、そのリモコンキー自体が故障します。この場合、新しいキーを「追加」購入(数万円かかることも…)し、ドア本体に登録し直す必要が出てきます。
スマートキーの追加や再登録は、オーナー自身でできる場合もありますが、セキュリティに関わる非常に重要な作業なので、手順を間違えると「すべてのキーが使えなくなる」リスクもあります。
説明書を読んでも自信がない場合や、再登録作業を試しても上手くいかない場合は、無理せずすぐに積水ハウスのオーナーデスクや、鍵の専門業者に依頼するのが安全です。出張費や技術料は掛かってしまいますが、防犯の根幹に関わる部分なので、ここはケチらずプロに任せる判断も大事ですね。



緊急時に使うメカニカルキーの隠し場所


- リモコンキーの電池が切れた!
- ドア本体の電池も切れた!
- ブレーカーを上げても反応しない!



…もうダメだ、家に入れない!
オーナーさんが最も避けたい、最悪のシナリオです。でも、絶対に安心してください。すべての電子キーシステムには、こうした万が一の事態に備え、必ず物理的な「鍵」で開ける最後の手段が残されています。
- 非常用鍵(メカニカルキー)を取り出す
まずはリモコンキー(携帯器)本体をよく見てください。必ず「メカニカルキー(非常用鍵)」が内蔵されています。側面のボタンを押しながら引き抜いたり、スライドさせたりして取り出します。 - 鍵穴(シリンダー)を探す
ここが最大の難関です。最近の玄関ドアはデザイン性を優先するため、鍵穴(シリンダー)が「カバー」で完全に隠されています。「鍵はあるのに、差し込む穴がない!」とパニックになるのは、このためです。ドアハンドルの下側(地面側)や、ハンドルの側面などを、しゃがんで覗き込むようにして探してください。 - シリンダーカバーを外す
隠しカバーを見つけたら、それを外します。多くの場合、カバーの下部や側面に小さな隙間や凹みがあり、そこに先ほど取り出した非常用鍵の先端を差し込み、てこの原理で「カチッ」と外すタイプが多いです。スライドさせるだけのタイプもあります。 - 物理キーで解錠する
カバーが外れると、見慣れた物理的な鍵穴が露出します。そこに非常用鍵を差し込み、手動で回して解錠します。(※電子錠の場合、2ロック連動していることが多いので、鍵を2回回す必要があるかもしれません)
一番のパニックポイントは、「鍵はあるのに、差し込む穴がない!」という状況だと思います。この「隠し鍵穴」の存在と場所さえ知っておけば、少なくとも「締め出されて途方に暮れる」事態だけは避けられます。



特に自動施錠(オートロック)に設定しているお宅は本当に要注意です。「ちょっとゴミ出しに…」「回覧板を回すだけ…」と、リモコンキーも非常用鍵もすべて室内に置いたまま外に出た瞬間、ドアが閉まると「ガチャン!」…はい、これで完全に締め出されます。
電子キーが正常でも、これでは入れません。非常用鍵は、万が一に備えて、リモコンとは別に1本、お財布やキーケースに入れて持ち歩くことを強く推奨します。
まとめ|積水ハウスの電子キーの電池を適切に管理して快適生活を


今回は、積水ハウスの電子キーの電池について、僕が調べたことをまとめてみました。
- 積水ハウスの電子キーはまず「メーカー(LIXIL, YKK AP, アルファ社)」の特定が最優先
- リモコンキーの電池は「CR2032」が主流で、コンビニなどでも買える
- 警告の「点滅」や「ピピピ音」がしたら、早めに交換する
- 万が一締め出されても「メカニカルキー」と「隠し鍵穴」で対処可能
電子キーは本当に便利ですが、それは電気が通っている(=電池がある)ことが大前提です。電池が切れてしまえば、ただの「開かないドア」になってしまいます。
そうならないためにも、「点滅」や「ピピピ音」といったキーからのSOSサインを見逃さないこと、そして理想を言えば、警告が出る前の「1年〜2年ごと」の定期的な予防交換を心がけるのが、一番の安心に繋がるんじゃないかなと思います。
この記事が、積水ハウスの電子キーの電池でお困りの方の助けになれば幸いです!






