【住んでみて分かった】アイ工務店は寒い？リビング階段の温度差対策

実は、アイ工務店の住宅は高気密・高断熱設計により、寒冷地の北海道でも快適に暮らせる性能を備えています。UA値0.4以下という高い断熱性能と、全棟気密測定による品質保証で、冬でも暖かな住まいを実現できます。

なぜなら、W断熱工法やトリプルガラスサッシなど、最新の断熱技術を標準採用しているからです。リビング階段による温度差も、適切な設計と暖房計画で解決できます。

この記事を読むと、アイ工務店で本当に快適に暮らせるのか、具体的な性能や対策方法がわかります。

それでは、具体的な性能と対策方法を詳しく見ていきましょう。

アイ工務店の家は本当に寒いのか

アイ工務店の断熱性能と住み心地について、以下の観点から詳しく解説します。

• アイ工務店の断熱性能の実力
• UA値0.4の性能は寒冷地に十分なのか
• 一条工務店との断熱性能比較
• 全棟気密測定で保証される性能
• 北海道の施主が選ぶ理由

アイ工務店の断熱性能の実力

部位	断熱仕様
外壁	現場発泡ウレタンフォーム
屋根	遮熱ボード+発泡ウレタン
窓	Low-Eトリプルガラス

アイ工務店は高気密・高断熱住宅の実現に向けて、業界最高水準の性能基準を採用しています。現場発泡タイプの硬質ウレタンフォームを断熱材として使用し、気密性と断熱性を両立させています。

2023年1月には断熱材の種類・厚み・気密工法など大幅な仕様変更を行い、性能をさらに向上させました。外壁や屋根、床など、建物全体で断熱性能を高める工夫がなされています。

断熱性能を示すUA値は0.4以下を実現し、寒冷地基準にも対応しています。これにより、冬は暖かく夏は涼しい快適な住環境を実現できます。

UA値0.4の性能は寒冷地に十分なのか

UA値0.4という数値は、2025年・2030年に予定される断熱等級の改訂・義務化の流れを先取りする水準です。この性能は寒冷地での生活に十分な断熱性能を確保しています。

一般的な住宅と比較すると、UA値0.4以下という基準は断熱等級6～7相当の高い性能を示しています。これにより、外気温の影響を受けにくく、室内温度を安定して保つことができます。

高い断熱性能により、冷暖房効率が向上し、光熱費を20%以上削減できる可能性があります。また、結露やカビの発生も抑制され、健康的な住環境を実現できます。

一条工務店との断熱性能比較

比較項目	アイ工務店	一条工務店
UA値	0.4以下	0.25
設計自由度	高い	やや制限あり

一条工務店のUA値は0.25（i-smart、i-cube）であり、アイ工務店の0.4と比較すると数値的には優位です。ただし、アイ工務店の性能も一般的な住宅と比べると十分に高水準です。

アイ工務店は、デザイン性と断熱性能のバランスを重視した設計が可能です。一条工務店は性能重視型である一方、アイ工務店は間取りの自由度が高いという特徴があります。

全棟気密測定で保証される性能

アイ工務店では2023年6月契約物件から、全棟で第三者による気密測定を実施しています。これにより、高い気密性能が確実に確保されていることを証明しています。

気密性を示すC値は0.5以下を社内基準としており、実際の平均実測値では業界最高水準となるC値0.33を達成しています。北欧基準の0.7、北米基準の0.9と比較しても優れた数値です。

全棟気密測定により、施工品質の確認と保証が可能となり、購入者は安心して住宅を取得できます。測定結果は第三者機関によって証明されるため、客観的な品質保証となっています。

北海道の施主が選ぶ理由

アイ工務店の断熱性能は、北海道などの寒冷地でも快適な住環境を実現できる水準です。UA値0.4以下という性能は、寒冷地基準を満たしており、厳しい冬の寒さにも対応できます。

コストパフォーマンスの面でも、高い断熱性能を維持しながら、比較的手頃な価格帯で住宅を提供しています。一条工務店と比較すると価格面での優位性があり、予算を抑えながら高性能な住宅を手に入れることができます。

デザイン性と間取りの自由度の高さも、北海道の施主から支持される理由の一つです。寒冷地仕様でありながら、ライフスタイルに合わせた自由な設計が可能です。

アイ工務店で寒いと感じる原因と対策

アイ工務店の住宅で寒さを感じる原因とその対策について、以下の観点から詳しく解説します。

• リビング階段による温度差の影響
• 暖房設備の選び方と設置場所
• 冬の快適な暮らしのための工夫
• 結露やカビの防止方法
• 光熱費を抑える運用テクニック

リビング階段による温度差の影響

リビング階段は暖かい空気が2階へ逃げやすく、冷たい空気が1階に降りてくる構造になっています。これは空気の性質上、避けられない現象です。

特に冬場は、階段を通じて2階からの冷気が降りてくることで、リビングの温度が低下しやすくなります。コールドドラフト現象により、窓際や階段付近で寒さを感じやすい傾向があります。

この問題に対しては、階段入り口への仕切りの設置が効果的です。ロールスクリーンやカーテンなどで物理的に空間を仕切ることで、温度差を軽減できます。

対策方法	効果	特徴
ロールスクリーン		すっきりとした見た目
カーテン		手軽に設置可能
引き戸		完全な仕切りが可能

暖房設備の選び方と設置場所

暖房機器の設置場所は窓の下や外壁側が効果的です。冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を均一に保つことができます。

床暖房やエアコンなど、複数の暖房設備を組み合わせることで、より快適な室内環境を実現できます。エアコンは床から120cm程度の高さに設置すると、暖房効率が最も高くなります。

サーキュレーターを活用して空気を循環させることで、温度ムラを解消し、効率的な暖房が可能になります。特に天井付近に溜まりやすい暖かい空気を下に循環させることが重要です。

冬の快適な暮らしのための工夫

室内の適切な温度と湿度管理が快適な暮らしの基本となります。温度は20～22度、湿度は40～60%が理想的です。

厚手のカーテンや断熱シートを活用して、窓からの熱損失を防ぐことが効果的です。窓際や壁際にはすき間テープを貼って、冷気の侵入を防ぐことも重要です。

家具の配置も室温に影響を与えます。外壁に家具を寄せすぎると、その背面に冷気が溜まりやすくなるため、適度な間隔を空けることをお勧めします。

結露やカビの防止方法

高気密住宅では適切な換気が結露やカビの防止に重要です。24時間換気システムを常時運転することで、室内の湿気を効果的に排出できます。

窓や壁面での結露は、室内外の温度差が大きいときに発生しやすくなります。断熱性能を高めることで、表面結露の発生を抑制することができます。

結露が発生しやすい場所には、除湿機の設置や結露防止シートの活用が効果的です。特に脱衣所や洗面所など、水回りの換気には注意が必要です。

光熱費を抑える運用テクニック

暖房機器の適切な温度設定と運用が光熱費削減の鍵となります。エアコンは設定温度を1度下げるだけで、約10%の省エネ効果があります。

断熱カーテンや断熱シートを活用して熱損失を防ぐことで、暖房効率が向上します。サーキュレーターを併用することで、暖房効率が約20%向上する効果が期待できます。

暖房は室温が下がりきってから使用するのではなく、室温が下がり始めたら早めに使用を開始することで、効率的な運転が可能になります。

アイ工務店のリビング階段は寒い問題を解決

アイ工務店のリビング階段における寒さの問題とその解決策について、以下の観点から詳しく解説します。

• リビング階段のメリットとデメリット
• 階段位置による温度差への影響
• 住んでみて分かった対策ポイント
• 吹き抜けとの相性を考える
• 家族のコミュニケーションと快適性の両立

リビング階段のメリットとデメリット

項目	メリット	デメリット
家族関係	コミュニケーション増加	プライバシー低下
空間効果	開放感・広さ演出	温度管理の難しさ
生活動線	移動の効率化	音や匂いの伝わりやすさ

リビング階段は家族のコミュニケーションを自然に増やすことができる間取りです。2階への移動時に必ずリビングを通るため、家族との接点が生まれやすくなります。

一方で、温度管理や音の問題など課題もあります。冷暖房の効率が低下し、光熱費が増加する可能性があるため、計画的な対策が必要です。

プライバシーの確保も考慮すべき点です。来客時や家族それぞれの生活リズムを考えると、適切な配置や仕切りの工夫が重要になってきます。

階段位置による温度差への影響

階段の位置によって空気の流れが大きく変わるため、温度差対策は重要です。リビングの中央に階段を配置すると温度差が生じやすく、端に配置すると比較的管理がしやすくなります。

暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する性質があるため、階段周辺では上下階の温度差が特に顕著になります。この現象は特に冬場に顕著で、1階リビングの快適性に影響を与えます。

階段の向きや配置を工夫することで、空気の流れをコントロールすることが可能です。たとえば、階段をL字型にすることで、直線的な空気の流れを抑制できます。

住んでみて分かった対策ポイント

サーキュレーターやシーリングファンを活用することで、空気の循環を促進できます。これにより、温度差を軽減し、快適な室内環境を作ることが可能です。

階段入り口には、ロールスクリーンや断熱カーテンなどの仕切りを設置することが効果的です。仕切りによって温度差を軽減しながら、必要に応じて開放感も確保できます。

床暖房やエアコンの設置位置も重要なポイントです。暖房機器を階段付近に適切に配置することで、冷気の侵入を防ぎ、効率的な空調が可能になります。

吹き抜けとの相性を考える

要素	効果	注意点
採光	明るさ確保	熱損失対策
空間	開放感演出	温度管理
通風	夏の涼しさ	冬の寒さ

吹き抜けとリビング階段の組み合わせは、開放感と明るさを両立できます。高窓からの採光効果で、自然光を効果的に取り入れることができます。

ただし、空間が大きくなることで温度管理が難しくなる面もあります。高気密・高断熱設計を採用することで、これらの課題を解決できます。

窓の配置や大きさ、断熱性能にも注意が必要です。特に冬場は、大きな窓からの熱損失を防ぐため、高性能なサッシやガラスの採用を検討します。

家族のコミュニケーションと快適性の両立

リビング階段は家族の自然な交流を促進する一方で、個々のプライバシーにも配慮が必要です。特に子どもの成長に合わせて、適度な距離感を保てる工夫が重要になります。

音や視線の問題に対しては、階段周りの設計で対応可能です。スクリーンや格子などを活用することで、ゆるやかなつながりを持たせながら、プライバシーも確保できます。

来客時の動線にも配慮が必要です。リビングを通らずに2階へ行けるような間取りの工夫や、必要に応じて仕切れる設計を検討します。

アイ工務店の断熱仕様と暖房計画

アイ工務店の断熱性能と暖房設備について、以下の観点から詳しく解説します。

• W断熱工法の特徴と効果
• トリプルガラスサッシの性能
• 床暖房の必要性を考える
• エアコン1台で家全体を暖める方法
• ZEH基準をクリアする断熱性能

W断熱工法の特徴と効果

部位	断熱材種類	厚み
外側	フェノールフォーム	30mm
内側	発泡ウレタン	80mm
屋根	遮熱ボード+発泡ウレタン	–

アイ工務店のW断熱工法は、外側30mm、内側80mmの高性能断熱材を組み合わせた独自の工法です。フェノールフォームと発泡ウレタンという2種類の断熱材を使用することで、高い断熱性能を実現しています。

この工法により、外気温の影響を受けにくい住環境が実現できます。従来の充填断熱だけの工法と比べて、断熱性能が大幅に向上し、省エネ効果も期待できます。

さらに、結露やカビの発生も抑制され、健康的な住環境を実現できます。湿気の侵入も防ぐため、梅雨時期などの不快感も軽減されます。

トリプルガラスサッシの性能

トリプルガラスは、通常のガラスの約6倍、ペアガラスの約1.5～3倍の断熱性能を持っています。アイ工務店では標準仕様としてLow-Eトリプルガラスを採用しています。

ガラス間の空気層にアルゴンガスを封入することで、さらなる断熱効果を実現しています。窓からの熱損失を大幅に抑制し、室内温度を安定して保つことが可能です。

また、断熱効果だけでなく、防音性能や結露防止効果も高く、快適な住環境づくりに貢献します。紫外線カット機能も備えており、家具や床材の色あせも防ぎます。

床暖房の必要性を考える

高気密・高断熱住宅の場合、床暖房は必ずしも必要ではありません。アイ工務店の断熱性能であれば、エアコン暖房でも十分な暖かさを確保できます。

床暖房は設置費用が高額になる傾向があり、一畳あたり5万～10万円程度の費用がかかります。光熱費も電気式の場合はエアコンと比べて割高になることが多いです。

ただし、寒冷地や車庫の上部屋など特殊な条件がある場合は、床暖房の導入を検討する価値があります。また、乾燥を気にする方や温かさにこだわる方にもおすすめです。

エアコン1台で家全体を暖める方法

エアコン1台で効率的に家全体を暖めるには、空気の流れを作ることが重要です。サーキュレーターを活用して、暖かい空気を循環させることで温度ムラを解消できます。

ドアの上下をカットする「アンダーカット」「オーバーカット」も効果的です。暖かい空気を各部屋に効率よく送り込むことで、家全体の温度を均一に保てます。

エアコンの設定温度は20～22度が理想的です。温度を上げすぎると効率が悪くなるため、適切な温度設定と空気の循環を組み合わせることが大切です。

ZEH基準をクリアする断熱性能

アイ工務店の断熱性能は、UA値0.4以下を実現し、ZEH基準をクリアしています。これは2025年・2030年に予定される断熱等級の改訂を先取りする水準です。

全棟気密測定を実施し、C値0.5以下という高い気密性能も確保しています。実際の平均実測値はC値0.33を達成し、業界最高水準の性能を実現しています。

この高い断熱・気密性能により、冷暖房効率が向上し、光熱費を20%以上削減できる可能性があります。また、室内温度も安定し、快適な住環境を実現できます。

アイ工務店で快適に暮らすためのポイント

アイ工務店での快適な暮らしを実現するため、以下の観点から具体的な方法を解説します。

• 間取り設計時の注意点
• 暖房費を抑える生活の工夫
• 季節ごとの温度管理方法
• メンテナンスで性能を維持する
• 長期的な住み心地を考える

間取り設計時の注意点

部屋	重視するポイント
リビング	採光・通風・収納
キッチン	動線・作業効率
寝室	プライバシー・静音性

アイ工務店の1mm単位の自由設計を活かし、家族の生活動線を重視した間取りが重要です。特に、キッチンから洗面所、浴室までの動線を短くすることで、家事の効率が大幅に向上します。

収納スペースは、玄関やリビング、各寝室など、使用頻度の高い場所の近くに配置します。階段下や小屋裏などの縦のスペースを有効活用することで、限られた面積でも十分な収納量を確保できます。

窓の配置も重要なポイントです。南面に大きな窓を設けることで、冬場の日射熱を取り入れやすくなります。一方で、西日対策として西側の窓は小さめにするなど、季節ごとの日差しを考慮した計画が必要です。

暖房費を抑える生活の工夫

高気密・高断熱の性能を最大限に活かすために、暖房の使い方を工夫することが大切です。エアコンは室温が下がりきってから使用するのではなく、室温18度を下回る前から使用を開始します。

サーキュレーターを活用して空気を循環させることで、温度ムラを解消し暖房効率が向上します。エアコンとサーキュレーターを組み合わせることで、暖房効果が約20%向上することが期待できます。

断熱カーテンや厚手のカーペットを活用することで、さらに暖かさを保つことができます。特に、窓際や床からの冷気を防ぐことで、快適な室温を維持しやすくなります。

季節ごとの温度管理方法

季節	温度管理のポイント
春秋	自然換気の活用
夏	遮熱・通風の工夫
冬	日射熱の活用

季節に応じた温度管理が快適な住環境を作る鍵となります。春と秋は自然換気を活用し、朝晩の涼しい時間帯に窓を開けて空気を入れ替えることで、エアコンの使用を抑えられます。

夏場は日中の直射日光を遮るため、遮熱カーテンやすだれを活用します。24時間換気システムを適切に運用することで、室内の温度と湿度を快適な範囲に保つことができます。

冬場は、日中の日射を積極的に取り入れ、夜間は厚手のカーテンで熱を逃がさないようにします。室温20～22度、湿度40～60%を目安に管理することで、快適な室内環境を維持できます。

メンテナンスで性能を維持する

定期的なメンテナンスは、住宅の性能を長く保つための重要な要素です。特に、24時間換気システムのフィルター清掃は月1回程度行い、換気効率を維持することが大切です。

エアコンのフィルター清掃も重要なポイントです。2週間に1回程度の清掃で、エアコンの効率を最大限に保つことができます。また、室外機周りの掃除も忘れずに行いましょう。

外壁や屋根、窓まわりの点検も定期的に必要です。特に目地やシーリングの劣化は、断熱性能に影響を与える可能性があるため、早期発見と対処が重要です。

長期的な住み心地を考える

項目	検討ポイント
間取り	可変性・バリアフリー
収納	将来的な拡張性
設備	更新時期の把握

将来の暮らしを見据えた住環境づくりが、長期的な住み心地を左右します。家族構成の変化や加齢に対応できるよう、可変性のある間取りを検討することが重要です。

収納計画も長期的な視点で考える必要があります。子どもの成長に合わせて収納ニーズが変化することを想定し、フレキシブルな収納スペースを確保しましょう。

設備の更新時期も考慮に入れ、計画的な資金準備が必要です。太陽光発電システムや給湯器など、主要設備の耐用年数を把握し、更新のタイミングを事前に検討しておくことが大切です。

まとめ｜アイ工務店は本当に寒くないの？

アイ工務店の住宅は、高気密・高断熱設計により、寒冷地でも快適に暮らせる性能を備えています。UA値0.4以下という断熱性能と、全棟気密測定による品質保証で、冬でも暖かな住まいを実現できます。

適切な暖房計画と日々のメンテナンスを行うことで、さらに快適な住環境を実現できます。間取り設計時の工夫や季節に応じた温度管理も重要なポイントです。

アイ工務店での家づくりをお考えの方は、モデルハウスで実際の暖かさを体感してみてはいかがでしょうか。