- 注文住宅を建てたいけど、ヤマト住建のエネージュシリーズの違いがよくわからない
- どのシリーズが自分の希望や予算に合っているのか判断できない
- 高性能住宅と言われても、具体的にどんなメリットがあるのかピンとこない
実は、ヤマト住建のエネージュシリーズは性能や価格帯によって明確な違いがあり、あなたのライフスタイルに合わせた最適な選択ができます。なぜなら、エネージュシリーズは断熱性能、気密性能、標準仕様、そして価格帯まで、それぞれ特徴が異なるように設計されているからです。
- エネージュシリーズ(UW、W、N、PLUS、Z、G3など)の特徴と違い
- 断熱性能や気密性能の比較と各シリーズの適合性
- 価格と坪単価の違い、コストパフォーマンス
- 最新ラインナップと環境性能
この記事を読むと、ヤマト住建のエネージュシリーズの違いを正確に理解し、あなたの理想の住まいに最適なモデルを選ぶことができるようになります。また、高性能住宅が家族の健康と快適性、そして将来の光熱費削減にどのように貢献するのかが明確になります。

それでは、ヤマト住建のエネージュシリーズの違いについて、詳しく見ていきましょう。
ヤマト住建のエネージュシリーズの違いとは


ヤマト住建のエネージュシリーズの違いとは、各商品ラインナップの断熱性能や価格帯、標準仕様の特徴などにあります。エネージュシリーズは高気密・高断熱住宅として知られ、それぞれ異なる特性を持っています。
- エネージュUWの特徴と性能
- エネージュWの断熱性能と価格帯
- エネージュNの標準仕様と特徴
- エネージュPLUSの高性能とコスト
- エネージュZのZEH対応住宅としての魅力
エネージュUWの特徴と性能


特徴 | 詳細 |
---|---|
断熱性能 | UA値0.28W/㎡・K(北海道の寒冷地基準以上) |
気密性能 | C値0.5以下 |
断熱工法 | 内・外ダブル断熱 |
窓仕様 | 高断熱樹脂サッシ・Low-Eトリプルガラス標準装備 |
換気システム | 第一種熱交換気システム |
エネージュUWは世界基準を実現させる省エネ性能No.1住宅です。長寿命で高性能な住宅を目指し、科学的に計算されて作られています。2014年にはハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーで大賞を受賞した実績もあります。
住宅の高断熱化は健康改善にもつながります。壁も屋根も内・外W断熱施工を採用し、外からの暑さや寒さを遮断すると同時に、室内の冷暖房の熱を逃がさない構造になっています。大手ハウスメーカーのUA値が0.5W/㎡・K前後であることを考えると、簡単に真似できない高い性能を持っています。



エネージュWの断熱性能と価格帯


項目 | 詳細 |
---|---|
断熱性能 | UA値0.42 |
気密性能 | C値0.5以下 |
断熱工法 | 内外W断熱 |
窓仕様 | 高断熱樹脂サッシとLow-Eトリプルガラス標準採用 |
坪単価 | 55万円〜60万円程度 |
エネージュWは断熱性能や気密性にじっくりとこだわっている住宅です。内外W断熱工法を採用し、家全体の快適な温度を保つことができます。UA値は0.42、C値は0.5以下という高い性能を持ち、住宅自体の性能を上げることを重視しています。
高断熱樹脂サッシとLow-Eトリプルガラスを標準採用しています。窓や開口部の性能を高めることで外気からの影響を受けにくくなり、夏の暑さや冬の寒さを遮断して過ごしやすい室温を維持できます。結露を防ぐこともでき、カビやダニの発生も抑えられるメリットがあります。



エネージュNの標準仕様と特徴


- ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)対応
- 光熱費ゼロを目指した設計
- 高気密・高断熱による快適な室内環境
エネージュNは夏は涼しく冬は暖かい一年中快適な家です。高気密・高断熱の特性により、エアコンを止めてもなかなか室温が変化しないため、冷暖房費を節約できるメリットがあります。
住宅性能や高効率設備機器により住まいの省エネ性を高めています。「使うエネルギー」を減らし、太陽光発電などで「自家発電」することで、家庭で必要なエネルギーを「自給自足」する仕組みを持っています。これにより光熱費を削減することが可能です。



エネージュPLUSの高性能とコスト
項目 | 詳細 |
---|---|
発売時期 | 2016年6月 |
価格帯 | 30坪で1,680万円~、坪単価約56万円 |
断熱性能 | UA値0.43 |
気密性能 | C値1.0以下 |
断熱工法 | 内外ダブル断熱 |
地震対策 | 制振ダンパー標準装備 |
窓仕様 | 樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス標準装備 |
エネージュPLUSは光熱費の負担を低減するだけではなく売電収入によりプラスを実現します。内外ダブル断熱、屋根断熱、基礎断熱の3つで環境に優しい住まいを目指した商品です。優れた工法と標準仕様で、ZEH基準を楽々クリアします。
断熱性能がとても高くて、家族が健康に過ごせる住宅です。エネルギーを生み出すことができるため、光熱費をプラスにすることができます。気密性が高くエアコンを少し使っただけで、そのあとは十分快適に過ごせるという特徴があります。



エネージュZのZEH対応住宅としての魅力
特徴 | 詳細 |
---|---|
発売時期 | 2016年3月 |
断熱性能 | UA値0.54 |
ZEH基準 | UA値0.6を標準仕様でクリア |
太陽光発電 | 10kW搭載でプラスエネルギーハウス実現 |
価格 | 38坪で建物参考価格1,628万円~(太陽光発電10.07kw搭載・税別) |
エネージュZは主力商品「エネージュ」シリーズの中で最も高いコストパフォーマンスでZEH基準をクリアした商品です。「エネージュ」シリーズの技術力を生かし、UA値0.54という断熱性能を持ち、ZEHの要件であるUA値0.6を標準仕様でクリアしています。
太陽光発電を10kw搭載することでゼロエネルギーハウスではなくプラスエネルギーハウスを実現します。高い断熱・省エネ性能とコストパフォーマンスを兼ね備え、ヤマト住建は2020年に販売総数の80%をゼロエネルギーハウスにすることを目指していました。



ヤマト住建のエネージュシリーズ別の断熱性能比較


ヤマト住建のエネージュシリーズ別の断熱性能比較について解説します。各シリーズは断熱性能や気密性能、断熱工法、窓サッシの仕様などに違いがあり、それぞれの特徴を理解することで最適な住宅選びができます。
- UA値から見るエネージュシリーズの違い
- 気密性能(C値)の違いによる快適性
- 断熱工法の違いと各シリーズの特徴
- 窓サッシと断熱ガラスの標準仕様比較
- 地域別に見るエネージュシリーズの適合性
UA値から見るエネージュシリーズの違い
シリーズ名 | UA値 | 性能レベル |
---|---|---|
エネージュUW | 0.28以下 | 北海道寒冷地基準以上 |
エネージュW | 0.42 | HEAT20 G2グレード |
エネージュN | 記載なし | ZEH基準 |
エネージュZ | 0.54 | ZEH基準(UA値0.6)をクリア |
エネージュUWは世界基準を実現させる省エネ性能No.1住宅です。UA値0.28という数値は、北海道の寒冷地基準をも上回る高性能さを示しています。一般的な大手ハウスメーカーのUA値が0.5W/㎡・K前後であることを考えると、簡単に真似できない高い性能といえるでしょう。
UA値は数値が低いほど断熱性能が高い家と言えます。高断熱に力を入れている設計士はHEAT20のG2グレードを目指すことが多く、エネージュUWやエネージュWはその基準を満たしています。ZEH基準では、地域によって0.4~0.6[W/㎡K]の間が求められますが、エネージュシリーズはいずれもこの基準をクリアしています。



気密性能(C値)の違いによる快適性
シリーズ名 | C値 | 隙間のイメージ |
---|---|---|
エネージュUW | 0.5以下 | ハガキの半分程度 |
エネージュW | 0.5以下 | ハガキの半分程度 |
エネージュPLUS | 1.0以下 | 一般的な高気密住宅 |
C値0.5を切る会社は、かなり高性能と言えます。家全体でざっとハガキの半分程度の隙間があるというと、イメージしやすいでしょう。気密性が高ければ、冷暖房された空気が外に漏れず、エアコンの省エネにもつながります。
エネージュは多くの住宅メーカーや工務店よりも高い基準の気密性能で施工をしています。気密性能が高いと、外気の影響を受けにくくなり、室内温度が安定します。また、断熱性能と気密性能は密接に関係しており、どんなにUA値が優秀でも気密性がない家だと断熱性の効果を活かせません。ヤマト住建はC値も0.5以下を目安としているので安心です。



断熱工法の違いと各シリーズの特徴


シリーズ名 | 断熱工法 | 特徴 |
---|---|---|
エネージュUW | 内・外ダブル断熱 | 最高グレード、屋根・壁・基礎すべて最厚 |
エネージュW | 内・外ダブル断熱 | 環境と人に優しい住まい |
エネージュN | 外張り断熱工法 | 建物を外側から断熱材で覆う |
エネージュPLUS | 内外ダブル断熱 | 屋根断熱、基礎断熱の3つで環境に優しい |
エネージュUWは家全体を内側と外側から断熱材で包み込み、外からの暑さや寒さを遮断します。同時に、室内の冷暖房の熱を逃がさない構造になっています。屋根・外壁・基礎断熱共すべてのグレードの中で一番厚みがあります。
外張り断熱工法は建物を隙間なく断熱材で覆うため、構造体が外気の影響を受けにくくなります。エネージュNで採用されているこの工法は、高い断熱性能の結果、家の中の温度も安定します。断熱材には吹付硬質ウレタンフォームや硬質ウレタンフォーム保温板が使用されています。



窓サッシと断熱ガラスの標準仕様比較
シリーズ名 | 窓サッシ | ガラス仕様 |
---|---|---|
エネージュUW | 高性能樹脂サッシ | Low-Eトリプルガラス+アルゴンガス |
エネージュW | 高断熱樹脂サッシ | Low-Eトリプルガラス |
エネージュN | 高性能樹脂サッシ | 記載なし |
エネージュE | 樹脂サッシ | 複層ガラス |
窓などの開口部は断熱材で包み込むことはできません。四季を通して快適に暮らすには、窓や開口部の性能を高め、暑さや寒さの影響を最小限に抑えることが重要です。冬季に窓から流出する室内の熱は51~58%、夏季には69.3~73%もの熱が室内へ流入するため、窓の性能が住宅の快適性を大きく左右します。
樹脂サッシはアルミの約1000分の1と低い熱伝導率の樹脂素材を採用しています。エネージュUWが採用する高性能樹脂サッシは、トリプルガラス(遮熱Low-E+アルゴンガス封入)と組み合わせることで、夏の強烈な太陽光を遮断し、冬の寒さ、結露をしっかりシャットアウトします。方位ごとに窓の形状や種類、開き方を工夫する開口計画も行われています。



地域別に見るエネージュシリーズの適合性
地域区分 | 主な地域 | UA値基準 | おすすめシリーズ |
---|---|---|---|
1 | 北海道 | 0.46 | エネージュUW |
2 | 北海道、東北 | 0.46 | エネージュUW |
3 | 東北、甲信越 | 0.56 | エネージュUW、W |
4-7 | 中部、関東、近畿、九州など | 0.75-0.87 | 全シリーズ対応可 |
8 | 沖縄県 | – | 記載なし |
すべての地域でG2グレードのプランになりますね。北海道ほど寒い地域でも胸をはって高断熱と言える仕様です。特に寒冷地である1~3地域では、エネージュUWの高い断熱性能が快適な住環境を実現します。
関西圏(6地域)ではエネージュUWは余裕でG2グレードを達成しています。温暖な地域では、必要以上に高断熱にするよりも、コストパフォーマンスを考慮してエネージュWやエネージュNを選択し、浮いた予算を他の設備に回すという選択肢もあります。ただし、高断熱住宅は夏の暑さ対策にも有効なので、地域を問わず快適性を重視するならエネージュUWがおすすめです。



ヤマト住建エネージュシリーズの価格と坪単価の違い


ヤマト住建エネージュシリーズの価格と坪単価の違いについて解説します。エネージュシリーズは商品ごとに性能や仕様が異なり、それに応じて価格帯も変わってきます。予算や希望する性能に合わせて最適な住宅を選ぶための情報をご紹介します。
- エネージュシリーズの坪単価比較表
- コストパフォーマンスで選ぶエネージュ住宅
- 標準仕様とオプション追加時の価格変動
- 太陽光発電システム搭載による費用対効果
- エネージュシリーズの維持費と光熱費の違い
エネージュシリーズの坪単価比較表
シリーズ名 | 坪単価 | 特徴 |
---|---|---|
エネージュUW | 65万円~85万円 | 最上位グレード、省エネ性能No.1 |
エネージュW | 60万円~75万円 | 高気密・高断熱、ダブル断熱工法 |
エネージュG3 | 70万円~90万円 | HEAT20 G3断熱基準、ZEH基準適合 |
エネージュLCCM | 75万円~90万円 | 大容量太陽光パネル搭載、脱炭素対応 |
エネージュE | 50万円~60万円 | 次世代住宅、自由設計タイプ |
エネージュSGR | 45万円~60万円 | 規格住宅、コスパ重視 |
エネージュUWは世界基準を実現させる省エネ性能No.1住宅です。坪単価は他の商品と比較すると高めの設定となっていますが、標準装備されている設備がハイスペックなためです。
住宅の坪数が大きくなるほど、坪単価は下がる傾向にあります。例えば、30坪の家を建てるよりも40坪の家を建てる方が、坪単価は安くなることが多いでしょう。建築費用全体に占める固定費の割合が小さくなるためです。



コストパフォーマンスで選ぶエネージュ住宅
- 高い広告宣伝費を避けることで坪単価を抑制
- 口コミや製品の実力に依存した営業戦略
- 標準仕様が充実しており、必要最低限のオプション追加で済む
ヤマト住建はZEH基準を満たすエコ住宅でありながら、比較的低い坪単価を実現しています。高性能ながらもコストパフォーマンスに優れ、長期的に光熱費を節約できるため、顧客にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
エネージュZは主力商品「エネージュ」シリーズの中で最も高いコストパフォーマンスでZEH基準をクリアした商品です。「エネージュ」シリーズの技術力を生かし、UA値0.54という断熱性能を持ち、ZEHの要件であるUA値0.6を標準仕様でクリアしています。38坪で建物参考価格1,628万円~(太陽光発電10.07kw搭載・税別)という価格設定も魅力的です。



標準仕様とオプション追加時の価格変動


項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
基本オプション | 約215万円 | 28坪エネージュNミドルグレードの場合 |
太陽光発電+蓄電池 | 約265万円 | 太陽光と蓄電池のセット |
合計オプション費用 | 約480万円 | 税抜 |
ヤマト住建の標準仕様は結構充実しているので、太陽光と蓄電池を除いたオプション費用は、かなり抑えられています。実例として、東京都の28坪(総2階建て)、エネージュNEWミドルグレードの住宅では、基本オプション費用が約215万円でした。
オプション費用は高額になりがちですが、自分たちのやりたいことを明確にすることが重要です。本契約前にオプション費用をきちんと出しておいてもらうことで「こんなはずじゃなかった…」という見積もりトラブルを防ぐことができます。アンバサダー紹介制度を利用すれば、オプション費用も30万円分お得になる場合もあるようです。



太陽光発電システム搭載による費用対効果
モデル | 太陽光発電容量 | 特徴 | 経済効果 |
---|---|---|---|
エネージュLCCM | 7.5kW | 大容量太陽光パネル | 自家消費+余剰電力売電 |
エネージュZERO | 13.32kW | 蓄電池14.9kWh+V2Hシステム | 毎月約14,000円の売電収入 |
エネージュLCCMは、7.5kWの大容量太陽光パネルや内・外W壁断熱といった高機能を搭載しています。クリーンな電力を自給自足し、未来の子供たちのために地球環境に貢献する住宅です。発電した電気はまず自家消費し、余った分は「余剰電力」として電力会社に買い取ってもらえます。
エネージュZEROは電気の自給自足を可能にする注文住宅で、価格は2,750万円(31.3坪・付帯工事費別)です。13.32kWの太陽光発電システムと14.9kWhの蓄電池、太陽光で発電した電気を電気自動車に蓄電して住宅で使用するV2Hシステムを備えています。昼の自家消費電力は太陽光発電で対応し、夜は昼間に蓄電した電力を使用することで、毎月の電気代(約12,500円分)をまかなえるとしています。



エネージュシリーズの維持費と光熱費の違い
- 高気密・高断熱による冷暖房費の削減
- 太陽光発電による電気の自給自足
- ZEH基準適合による年間一次消費エネルギー収支のゼロ化
エネージュNは夏は涼しく冬は暖かい一年中快適な家です。高気密・高断熱の特性により、エアコンを止めてもなかなか室温が変化しないため、冷暖房費を節約できるメリットがあります。住宅性能や高効率設備機器により住まいの省エネ性を高め、「使うエネルギー」を減らし、太陽光発電などで「自家発電」することで、家庭で必要なエネルギーを「自給自足」する仕組みを持っています。
エネージュWは断熱性能や気密性にじっくりとこだわっている住宅です。内外W断熱工法を採用し、家全体の快適な温度を保つことができます。高断熱樹脂サッシとLow-Eトリプルガラスを標準採用し、窓や開口部の性能を高めることで外気からの影響を受けにくくなり、夏の暑さや冬の寒さを遮断して過ごしやすい室温を維持できます。



ヤマト住建エネージュシリーズの最新ラインナップと違い


ヤマト住建エネージュシリーズの最新ラインナップと違いについて解説します。ヤマト住建は多彩なエネージュシリーズを展開しており、それぞれに特徴や性能の違いがあります。最新のラインナップから、環境性能に優れたモデル、コストパフォーマンスの高いモデルまで、あなたのニーズに合った住宅選びの参考にしてください。
- 2025年最新のエネージュG3の特徴
- エネージュLCCMの環境性能と脱炭素対応
- ハッピーバリューZとエネージュの違い
- エネージュシリーズの受賞歴と評価ポイント
- ライフスタイル別おすすめエネージュシリーズ
2025年最新のエネージュG3の特徴


項目 | 詳細 |
---|---|
断熱性能 | UA値0.26(HEAT20/G3グレード) |
気密性能 | C値0.5以下 |
断熱材 | 屋根:吹付け硬質ウレタンフォーム 外張り:高性能硬質ウレタンフォーム 充填:ビーズ法ポリスチレンフォーム 基礎:硬質ウレタンフォーム |
換気システム | 第1種熱交換気システム |
太陽光発電 | 5.5kW以上を標準搭載 |
エネージュG3はヒートポンプ技術を最大に生かす高性能住宅です。寒冷地・温暖地を選ばず、家全体を許容温度以上の室温に保ち、心地よい快適感を得ることができます。高い断熱性能により、冬のヒートショックや夏の室内熱中症を予防する効果も期待できます。
高断熱のエネージュG3では室内温度の上昇をやわらげるため、熱中症の予防が期待できます。また、断熱性能の向上は健康面でも大きなメリットがあり、最高血圧が平均3.5mmHg低下するという研究結果もあります。魔法瓶のような家で、住宅の消費電力の多くを占める冷暖房器具のエネルギー消費を抑制し、年間の光熱費を削減することができるでしょう。



エネージュLCCMの環境性能と脱炭素対応


- LCCMはライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅の略
- 建設時・運用時・廃棄時のCO2排出量を削減
- 太陽光発電による創エネでCO2収支をマイナスに
エネージュLCCMは7.4kWの大容量太陽光パネルや内・外W壁断熱といった高機能を搭載しています。クリーンな電力を自給自足し、未来の子供たちのために地球環境を守る住宅として設計されています。建築時・解体時にCO2削減を目指し、生活時には太陽光発電による電力の自給自足でCO2をマイナスにする住宅です。
エネージュLCCMは2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に向けた住宅です。住宅のライフサイクルトータルでCO2の収支をマイナスにすることで、環境負荷を低減します。お客様にとっても光熱費を抑えた住宅となり、性能も高く安心して住み続けられる長寿命の住宅となっています。参考本体価格は35坪で2,033万円〜、坪単価は58.1万円〜70.9万円となっています。



ハッピーバリューZとエネージュの違い


項目 | ハッピーバリューZ | エネージュシリーズ |
---|---|---|
コンセプト | コストパフォーマンス重視 | 省エネ性能・快適性追求 |
坪単価 | 60~70万円程度 | シリーズにより異なる(50~90万円程度) |
特徴 | ZEH基準適合、高性能ZEH住宅 | 高断熱・高気密、多様なラインナップ |
対象者 | 初めて家を建てる方、予算重視の方 | 省エネ・快適性を重視する方 |
ハッピーバリューZは、ヤマト住建が開発した高性能ZEH住宅です。年間の一次エネルギー消費量の実質ゼロを実現することを目指しています。優れた断熱性能を基盤に、省エネルギー設備と太陽光発電システムを効果的に組み合わせることで、自家発電による光熱費の大幅な削減が可能です。
エネージュシリーズは省エネ性能や快適性をさらに追求したシリーズです。断熱性能がより高く、季節を問わず快適な住環境を提供します。また、エネルギー消費を抑える仕様が標準装備されており、長期的に光熱費を削減する効果が期待できます。エネージュシリーズには多様なラインナップがあり、エネージュUW、エネージュW、エネージュN、エネージュLCCMなど、それぞれ異なる特徴と性能を持っています。



エネージュシリーズの受賞歴と評価ポイント
年度 | 受賞内容 |
---|---|
2023年 | ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2023 大賞(エネージュG) |
2023年 | 省エネ住宅特別優良企業賞・坂本委員長賞を同時受賞 |
2021年 | 2021年度省エネ大賞 経済産業大臣賞(ZEB・ZEH分野) |
2017年 | ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2017 大賞 |
2014年 | ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2014 大賞 |
エネージュGは2023年度のハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーで大賞を受賞しました。これは2014年、2017年に続く3度目の大賞受賞となり、省エネ住宅特別優良企業賞と坂本委員長賞も同時に受賞するトリプル受賞を達成しています。ヤマト住建は2009年の初参加以来、14期連続で受賞を続けており、その省エネ性能の高さが継続的に評価されています。
受賞したエネージュGはUA値0.26でHEAT20/G3グレードの断熱性と、C値0.5以下の気密性に優れた省エネ住宅です。各空間の温度差がほとんど無い魔法瓶のような建物に、太陽光5.5kW以上を搭載したエネルギー効率の良い住宅となっています。住む人が健康的で快適に生活できて月々の電気代も抑えられる上に、地球環境にもやさしい住宅として高く評価されています。



ライフスタイル別おすすめエネージュシリーズ
ライフスタイル | おすすめモデル | 特徴 |
---|---|---|
省エネ・健康重視 | エネージュG3 | 最高水準の断熱性能、ヒートショック予防 |
環境配慮型 | エネージュLCCM | CO2排出量マイナス、太陽光発電7.4kW |
コスパ重視 | ハッピーバリューZ | 手頃な価格でZEH基準をクリア |
高性能志向 | エネージュUW | 省エネ性能No.1、最上位モデル |
都市部居住 | エネージュSGR | 屋上庭園を備えた規格住宅 |
省エネ性能と健康を重視する方にはエネージュG3がおすすめです。最高水準の断熱性能と気密性能により、冬のヒートショックや夏の室内熱中症を予防し、年間を通じて快適な室内環境を実現します。特に小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭では、健康面でのメリットが大きいでしょう。
屋上庭園を楽しみたい都市部の方にはエネージュSGRが適しています。敷地面積に制約がある場所でも、開放的な屋上空間でバーベキューやガーデニングなど、多彩なアウトドアライフを満喫できます。周囲からの視線を遮り、独立した眺望を確保することで、家族や友人との贅沢なプライベート時間を演出できます。自由設計により、各家庭のライフスタイルに応じた空間のカスタマイズも可能です。



まとめ|ヤマト住建エネージュシリーズの違いと選び方
ヤマト住建のエネージュシリーズは、断熱性能や気密性能、価格帯などによって明確な違いがあります。エネージュUWは最高性能モデルでUA値0.28という北海道基準をも上回る断熱性能を誇り、エネージュWやエネージュG3も高い断熱・気密性能を持っています。一方、コストパフォーマンスを重視するならエネージュZやハッピーバリューZが適しているでしょう。
- エネージュUW:最高性能、内外ダブル断熱、トリプルガラス標準装備
- エネージュG3:HEAT20/G3グレード、2023年度ハウス・オブ・ザ・イヤー大賞受賞
- エネージュLCCM:脱炭素対応、CO2排出量マイナス、大容量太陽光パネル搭載
- エネージュZ:コストパフォーマンス重視、ZEH基準クリア
あなたのライフスタイルや予算、住む地域の気候に合わせて最適なエネージュシリーズを選ぶことで、快適で省エネな住まいを実現できます。ヤマト住建の展示場やモデルハウスを訪れて、実際の住み心地を体感してみてはいかがでしょうか。