- あれ?お風呂の蛇口から水がポタポタ垂れてる…
- シャワーの温度調整が最近うまくいかない気がする
- 自分で交換しようと思ったけど、MYMって書いてあるメーカー、もうないの!?
築15年〜20年を迎える積水ハウスのオーナーさんにとって、ユニットバスの水栓トラブルは避けて通れない問題ですよね。毎日使う場所だからこそ、少しの不具合でもストレスになりますし、「業者に頼んだら高そう…」と不安になる気持ち、痛いほどわかります。
実は、積水ハウスのユニットバスには特有の構造やルールがあり、それを知らずに一般的な情報を鵜呑みにしてしまうと、取り返しのつかない失敗をしてしまうことがあります。 特に「MYM」という廃盤メーカーの水栓がついている場合、正しい代替品を選ばないと取り付けすらできません。
僕は注文住宅オタクとして、自宅のメンテナンスも自分で行うことが多いですが、積水ハウスの設備に関しては「安易なDIYは危険」という結論に至っています。
- 積水ハウスの水栓が市販品と違う理由と注意点
- 廃盤になった「MYM」製水栓の正しい代替品選び
- 部品手配から交換までの具体的な手順と費用感
- 絶対にやってはいけないDIYの失敗例と回避策
この記事を読むと、あなたの家のユニットバスに最適な水栓の選び方がわかり、無駄な出費や漏水リスクを回避して、安全に快適なバスタイムを取り戻すことができます。
りけおまずは、なぜ積水ハウスのユニットバスが特殊なのか、その理由から見ていきましょう。
積水ハウスのユニットバス水栓交換で知る高品質な仕様の魅力


積水ハウスのユニットバスの水栓交換を検討する際、まず理解しておきたいのが、その設備の特殊性と品質の高さです。一般的な建売住宅や賃貸物件の水栓とは異なり、積水ハウス(積水ホームテクノ)の製品は、建物全体の設計思想に基づいた独自のハイグレード仕様が採用されていることが多いです。
「ホームセンターで売っている安い水栓を買ってきて、チャチャッと交換すればいいや」と考えているなら、少し待ってください。その油断が、後で大きなトラブルを招くかもしれません。
積水ハウスのユニットバスは独自仕様で耐久性が非常に高い


- 積水ハウスのユニットバスは「積水ホームテクノ」製が多く、非常に頑丈な作り
- 壁パネルの構造や断熱性が高く、水栓周りの施工も特殊な補強が入っている
- 一般的なホームセンターの格安水栓がつかないことがあるため注意が必要
僕がりけおハウスの運営を通じて痛感しているのは、積水ハウスのユニットバスは、まさに「一生モノ」に近い驚異的な耐久性を持っているということです。一般的な在来工法(タイル貼り)のお風呂とは違い、壁パネルや床の強度が非常に高く設計されており、地震などの揺れにも強い構造になっています。
そのため、水栓金具一つとっても、壁パネルの裏側でガッチリと配管が固定されているなど、見えない部分の構造がしっかり作り込まれています。
これは素晴らしいことなのですが、リフォームの視点で見ると、「市販の汎用水栓を適当に取り付けようとしても、裏側の配管位置やパネル厚の関係で規格が合わずに苦労する」というハードルにもなり得ます。
特に、壁付タイプの水栓の場合、壁パネルの厚みが通常より厚かったり、配管の固定位置が深かったりするため、標準的な取付脚(クランク)では届かないケースもあります。このあたりの「独自仕様」を理解しておくことが、成功への第一歩です。



積水ホームテクノのユニットバスにある取扱説明書を確認する


- 交換を考える前に、まずは型番(品番)の特定が最優先事項
- バスルーム入り口やドア枠、エプロン内のシールに型番が記載されている
- 「積水ホームテクノ ユニットバス 取扱説明書」はネットでも検索可能
水栓交換を思い立ったら、工具を握る前に、まずは手元の資料を確認しましょう。家の引き渡し時に受け取った分厚いファイルの中に、「積水ホームテクノ ユニットバス 取扱説明書」という冊子が入っているはずです。ここには、水栓のメーカー名や正確な品番、分解図が記載されています。
「そんな昔の書類、どこに行ったかわからないよ…」という方も安心してください。ユニットバス本体にもヒントは隠されています。
浴室ドアの上部フレームや、浴槽の側面カバー(エプロン)に貼られたシールを確認してみてください。そこに書かれた「BCH-〇〇」や「SBC-〇〇」といった製造番号や型番をもとに検索すれば、PDF化された説明書や図面が見つかることが多いです。
品番が特定できれば、メーカーの公式サイトで「補修部品」や「後継機種」を調べるのが一気に楽になります。逆に、これを確認せずに「形が似ているから」という理由だけで部品を買うのは、ギャンブルに近い行為です。



高品質な積水ホームテクノの水栓の特徴と長く使うための秘訣


- 採用されている水栓は真鍮(しんちゅう)の厚みがあり劣化しにくい設計
- メッキ処理が厚く、適切な手入れをすれば輝きが長持ちする
- 定期的なフィルター掃除や増し締めで寿命は15年〜20年まで延びる
積水ホームテクノの水栓(積水ホームテクノ 水栓)は、見た目はごく普通の水栓に見えても、実は中身のグレードが高いものが採用されています。僕もDIYでいろいろな水栓を分解してきましたが、積水ハウス仕様のものは金属パーツ(真鍮)の肉厚があり、水圧や腐食に対して非常に強い作りになっていることが多いです。
安価な水栓は数年でメッキが剥がれたり、ハンドルが固着したりしますが、積水仕様の水栓は15年以上経過しても、ピカピカの状態を維持しているお宅も珍しくありません。長く使うための秘訣は、水量調整弁(ストレーナー)の定期的な清掃と、ハンドルの増し締めです。
特にサーモスタット水栓の場合、内部の温度調整部品(ワックスエレメント)は消耗品ですが、本体の金属筐体そのものは20年以上使えるポテンシャルを持っています。不調を感じたら、いきなり全交換ではなく「カートリッジ交換」だけで新品同様の使い心地に戻ることもあります。



積水ホームテクノのユニットバス部品は専用品が多くて安心


- パッキンや接続アダプタ一つでも専用設計されている場合がある
- 「積水ホームテクノ ユニットバス 部品」は供給体制が安定している
- 汎用品で代用すると微妙なズレから水漏れのリスクが高まる
DIY好きとして注意したいのが、「ホームセンターの汎用パッキンで代用できるだろう」という安易な判断です。積水ホームテクノのユニットバス部品(積水ホームテクノ ユニットバス 部品)は、一見汎用品に見えても、微妙なサイズ違いの専用品が使われていることがよくあります。
特に、排水トラップ周りのパッキンや、シャワーホースと水栓をつなぐ接続アダプタ(エルボ)などは要注意です。メーカー純正の部品を使用することは、将来的な「階下漏水」という大事故を防ぐための保険のようなものです。
多少割高に感じても、純正部品を取り寄せる安心感には代えられません。特に築年数が経っている場合、経年劣化で脆くなった配管に無理な負担をかけないためにも、ピタッとハマる適合品選びは極めて重要です。



積水ハウスのユニットバス水栓交換に必要な部品手配の手順


ここからは、実際に水栓交換を行うための具体的な手順と、部品の手配方法について解説します。特に、積水ハウスのオーナーが直面する最大の壁、「MYM製品の廃盤問題」についても詳しく掘り下げていきます。
積水ハウスの純正部品購入は公式ルートを利用し適合品を選ぶ


- 積水ハウスのオーナー専用サイト「Net Owners Club」を活用する
- カスタマーズセンターへ電話で問い合わせるのが最も確実な方法
- 「積水ハウス 部品 購入」と検索して公式オンラインショップを探す
積水ハウスのオーナーであれば、まずは公式の強固なサポート体制を利用しない手はありません。
「積水ハウス 部品 購入」などのキーワードで検索すると、オーナー専用の会員サイト「Net Owners Club」や、公式の部品販売ページが見つかります。ここから問い合わせれば、家のデータに基づいて、確実に適合する品番を案内してもらえるので安心です。
特に水栓のような数万円する重要部品は、間違って購入すると返品ができなかったり、取り付けられなかったりして大損害になります。Amazonや楽天でポチる前に、一度公式サポートに「我が家の型番(例:BCH-1616)に合う現行の水栓はどれですか?」と確認するステップを踏むことを強くおすすめします。



信頼できる積水ホームテクノのパーツセンターで在庫を調べる


- 積水ホームテクノのパーツセンターは部品供給の要となる存在
- 古い部材でも、図面や代替品のデータベースを保管している
- 電話問い合わせの際は、必ずユニットバスの管理番号を手元に用意する
もしネットで情報が出てこない古い物件の場合は、「積水ホームテクノ パーツセンター」へ直接問い合わせるのが最終的な解決策になります。ここは、一般のホームセンターやリフォーム店では扱っていないような特殊なパッキン、化粧カバー、あるいは廃盤になったハンドルの在庫を持っている場合があります。
僕も以前問い合わせた経験がありますが、パーツセンターの担当者は非常に知識が豊富で、廃盤になった製品の「後継機種」や「代替品番」を即座に教えてくれることが多いです。築20年を超えていても、メンテナンス部品が供給されているケースがあるのは、さすが大手メーカーならではの強みだと感じます。



廃盤となったMYM製水栓からKVK製への移行推奨品を選ぶ


- 1990年代〜2008年以前の物件は「MYM(喜多村合金製作所)」製水栓が多い
- MYMは2008年に事業撤退済み、メンテナンス事業はKVKに譲渡されている
- KVKの「FTB100」シリーズなどが主な代替推奨品となる
積水ハウスのユニットバスオーナーにとって、最も悩ましいのが、かつて存在した水栓メーカー「MYM(喜多村合金製作所)」の製品です。実はこのMYM、2008年に事業を撤退して会社がなくなっています。
「えっ、じゃあ修理できないの?」と焦る必要はありません。その事業とメンテナンス、金型などは、大手水栓メーカーの株式会社KVKに引き継がれています。つまり、現在MYM製の水栓を使用している場合、KVKのカタログから代替品を選ぶのが唯一の正解ルートとなります。
例えば、壁付サーモスタット水栓ならKVKの現行モデル「FTB100」シリーズなどが推奨されることが一般的です。ただし、単純にKVK製品なら何でもつくわけではありません。取付脚(クランク)のピッチや、シャワーホースの接続規格が合うかどうかの確認は必須です。
KVKの公式サイトには「旧MYM製品代替表」や詳しいサポート情報が掲載されているので、必ずそれを参照してください。



浴室と一緒に検討したいキッチン水栓の交換タイミングと方法


- 浴室水栓が寿命なら、同じ時期に設置されたキッチン水栓も寿命が近い
- キッチン水栓の交換を同時に依頼すると、出張費分が割安になる場合も
- 積水ハウスの場合、キッチンも専用仕様(食洗機分岐など)の可能性が高い
お風呂の水栓が不調ということは、同じ時期に建築・設置されたキッチンの水栓も、パッキンの劣化やカートリッジの摩耗が進んでいる可能性が高いです。キッチン水栓の交換を単独で別日に依頼するよりも、浴室とセットで同じ業者に依頼したほうが、出張費(3,000円〜5,000円程度)や諸経費を節約できるケースが多いです。
水まわりのトラブルは連鎖的に発生しやすいため、一度に家全体のメンテナンス計画を立てるのが賢い方法です。特にキッチンの場合、シンク下の配管スペースが狭かったり、専用の工具(立水栓締付工具)が必要だったりするため、浴室のついでにプロに見てもらい、まとめてリフレッシュするのがトータルコストを下げるコツです。



自分で交換するDIYは難易度が高いので慎重な判断が必要


- 壁内の老朽化した配管をねじ切ってしまう「配管折れ」事故
- 取付脚の「逆回転(供回り)」によるシールテープの破損・水漏れ
- 階下への水漏れによる損害賠償リスク(マンション・2階浴室の場合)
「部品代だけで済むならDIYで安く済ませたい」と考える人は多いですが、積水ハウスのユニットバスに関しては、かなり慎重になるべきです。特に壁付水栓の場合、壁の裏にある配管が経年劣化で脆くなっていたり、固定が甘くなっていたりすることがあり、固着した古い水栓を無理に回すと配管ごとねじ切れるリスクがあります。
もし壁の中で配管が折れてしまったら、ユニットバスの壁を解体しての大工事になり、数十万円の修理費がかかってしまいます。また、新しい水栓を取り付ける際、一度ねじ込んだ取付脚を角度調整のために少しでも左(反時計回り)に戻してしまうと、シールテープの効果がなくなり水漏れの原因になります(逆回転禁止の法則)。
この「逆回転禁止」のルールや、適切なトルク管理に自信がない場合は、数万円の工賃(相場は1.5万〜2.5万円程度)を払ってでもプロに任せるのが、結果的に一番安上がりで安全になることが多いです。



専門業者に依頼する際は信頼できる水道局指定工事店を選ぶ


- 必ず「水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)」の認定業者を選ぶ
- 電話口で「積水ハウスでMYMからKVKへの交換」の実績があるか聞く
- 見積もりが明朗で、出張費やキャンセル料の有無を事前に確認する
最終的にDIYを断念して業者に依頼する場合、最も重要な選定基準は「水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)」であるかどうかです。これは各自治体の水道局が「適切な技術と機材を持っている」と認めた業者であり、万が一トラブルがあった際も水道局経由での指導が期待できるため、安心感が違います。
ポストに入っているマグネット広告の激安業者の中には、指定を受けていない悪質なぼったくり業者も紛れているため注意が必要です。必ず指定工事店の認定番号を確認しましょう。
また、電話予約の際に「積水ハウスのユニットバスで、古いMYMの水栓をKVKに交換したい」と具体的に伝え、その工事実績があるかどうかを確認することで、当日の「部品が合わないので帰ります」といった作業トラブルを防ぐことができます。



まとめ|積水ハウスのユニットバス水栓交換で快適な生活を


今回は、積水ハウスのユニットバスにおける水栓交換について、部品の選び方からDIYのリスク、業者選びまでを解説してきました。
- まずは取扱説明書やシールで「正確な品番」を特定すること
- MYM製品を使っている場合は、KVKの代替推奨品を確認すること
- 壁内配管の破損リスクが高いため、無理なDIYは避けること
- 業者依頼時は「水道局指定工事店」を選び、実績を確認すること
積水ハウスの設備は非常に高品質ですが、それゆえにメンテナンスには正しい知識と手順が必要です。特に廃盤となったMYM製品からの切り替えは、多くのオーナーが直面する課題ですが、KVKという明確な代替ルートが存在するため、過度に心配する必要はありません。
水栓からの水漏れや温度調整の不調は、毎日のストレスになります。早めに適切な対処を行うことで、積水ハウスならではの快適なバスタイムを取り戻しましょう。
この記事が、あなたの水栓交換の参考になれば嬉しいです。まずは一度、お風呂場の水栓のラベルをチェックしてみてくださいね。




